応援コメント

番外編【あれから13年。君のいる世界まで12年】」への応援コメント

  • 完結お疲れ様でした。最後まで読ませていただきました。

    いくつか読ませていただいたお話の中でも、他とは空気感が異なる特徴的なお話でしたね。
    主人公が青年という事もあって、少し大人の雰囲気の部分もあり、そのあたりが今まで読ませていただいた青春ものとは違うなと感じました。その辺もまた魅力的だったと思います。

    やはり親子という関係が、背徳的な空気が少し満ちていて、その微妙な距離感は本作の空気感を作り出していたと思います。

    ただその反面、二人は親子だしなぁという見方をしてしまう点もあり、主人公とヒロインの間の気持ちに対する感情移入の面では少し共感が難しかったかもしれません。そういう意味ではいっそ一線を越してしまっていた方が、背徳感によって高揚させてくれたかもしれないなぁなんて思ったりもしました。

    しかしそうはいったものの、個人的には惹かれつつも結ばれないこの形がやっぱり良かったかなとも思います。

    何にしても大変楽しませてもらいました。一話の分量がそれなりにあるにも関わらず、あまり気にせずに読む事が出来ました。とても良かったと思います。

    いろいろ言いましたが木立さんのお話だから、見るハードルあげていたところもあるかと思いますw
    また次のお話にも期待しています。

    作者からの返信

    一応タイムトラベルものではあるのですが、過去を改変するのではなく、娘が来るところまで含めて「予定調和」を目指した物語です。
    それでいて、もしかしたら、娘が来たことで未来が確定したのでは? という含みも持たせました。
    大人の恋愛ではありますが、親子だけに扱いが難しい部分もりますね。「性愛にやや振り過ぎかも」ととある賞の講評で言われましたが「だって振ってるもん」てな感じもありまして(笑)
    一線を越えてしまったら、やっぱり二人とも引きずりすぎるんじゃないかな、とも思うのです。
    透子のことを思うと、それはそれで残酷な気もして。

    一話の分量は多いですね、はい。滞在期間五日目も、ほんとは一本にしたかったのですが、(やめろ)泣く泣く三つに分けました。

    読了して頂きまして、ありがとうございました。