倉沢の読書帳。

102 「ヒコーキ」が「興行」だという感覚。②

　稲垣足穂のヒコーキものを集めた河出書房新社の『ヒコーキ野郎たち』は本稿執筆時点で品切重版未定ということです。

https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309401621/

　ちくま文庫の『稲垣足穂コレクション7　ライト兄弟にはじまる』はどうかな。こちらも在庫なし。

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480420329/

　全集はどうかな。

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480704801/

　こちらも在庫なし。

　図書館で読むしかなくなっているのか。

　しかし、そんな状況なのですが、国立国会図書館デジタルコレクションの、稲垣足穂のあの本この本、古書店で探すのも大変なあれこれが読めるようになってます。ありがたい！

●稲垣足穂 著『飛行機物語 : 空の日本』,三省堂,昭和18. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1720230 (参照 2024-05-25)

　この『飛行機物語』は、戦時中に青少年向けの読み物として書かれ、戦後は足穂自身もこの著作について多くを語らなかったため、2001年筑摩書房の全集に収められるまで、忘れられた著作扱いだったということです。

　しかしねえ。

　これねえ、ちゃんと読み込まないといけないんじゃないかな。戦争との関わりとかそういう理由じゃなく。

　でもまだちゃんと読んでない(笑)どうするのよ。

　グダグダになりそうな、いやな予感とともに続きます(笑)

　次の更新まで少しお時間いただきます。