381話 容赦
「ひうぅ……」
「なんだよ。苦しいのか?」
「ふんっ。これくらいで根を上げてるようじゃ先が思いやられるぜ」
「ちげえねえ」
「はははは!」
赤狐族の少女が苦しんでいるというのに、男たちはゲラゲラと笑っている。
その様子にはまるで容赦というものがなかった。
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