307話 シルヴィとの夜
ティータとローズが宝箱のトラップに掛かった日の夜。
「さあて、今日のお楽しみは……」
俺はそう呟く。
ハーレムパーティは順調に拡大している。
ただ、その日のお相手までは俺は把握していない。
女性陣たちの間で相談し、ローテーションを組んでいるようだ。
正妻となる予定のローズ、俺への思いが最も強いシルヴィ、古株のユヅキあたりの影響力が強いようだが、極端に偏ったシフトにはならないように調整しているらしい。
また、俺の希望があればそれを尊重してくれるし、日によっては複数で楽しむこともある。
そんなわけで今日は誰が来るのか……。
「ご主人様。よろしいですか?」
扉の向こう側から声が聞こえてきた。
この声の主はおそらく……。
「もちろんだ」
俺は返事をする。
すると……。
ガチャリ。
ゆっくりと部屋のドアが開いた。
「失礼します。あの……」
「来たか……。待っていたぞ」
俺は笑顔で出迎える。
現れたのは予想通りの人物。
シルヴィだ。
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