　黒狼団メンバーのグレイスを仲間に引き入れるため、交渉を行っている。

　盗賊とはいえそれなりの仲間意識があるらしく、彼女はなかなか首を縦にに振らない。

　こうなれば根比べだ。

「もう一度聞く。俺の女になれ。今すぐ」

「う、ううっ……。わ、わかった……。お前の女になってやるから……」

「なってやるから？　言い方を間違えていないか？」

「お、お前の女にならせてくれ！　早く続きをしてくれぇ……」

「ふむ。お前が俺の女にか」

　ついにグレイスは陥落した。

　涙を流しながら懇願してくる。

　しばらくして、彼女は動かなくなった。

　満足気な表情でぐったりとしている。

　これで完全に俺のものとなった。

「これからよろしくな。グレイス」

　俺はそう言って彼女に軽く口づけをした。

「……はい。新しい親分……」

　グレイスはそう呟く。

　よし。

　間違いなく堕ちている。

　やはり俺の調教技術は最高だな。

　こうして、俺に新たなハーレムメンバーが加わったのだった。

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