87話 最新ステータス ユヅキ
今後の活動に向けて、みんなの最新ステータスを確認しているところだ。
俺とシルヴィのステータスは再確認した。
次はユヅキのステータスに目を通す。
ユヅキ
種族:茶犬族
ファーストジョブ:獣剣士レベル24
セカンドジョブ:土魔法使いレベル22
控えジョブ:料理人レベル1
HP:E++++
MP:C
闘気:E++++
腕力:D
脚力:D++
器用:C++++
アクティブスキル:
ビーストラッシュ
ダブルビーストラッシュ
クリエイトブロック
ロックウォール
パッシブスキル:
パーティメンバー会心率向上
(パーティメンバー打撃耐性向上)
腕力強化
MP強化
ユヅキは『土魔法使い』がレベル20を超え、節目を迎えた。
新たに『パーティメンバー打撃耐性向上』のパッシブスキルを得た。
しかしシルヴィと同様にセカンドジョブのパッシブスキルなので、有効化はされていない。
「ユヅキも、ファーストジョブは今の『獣剣士』のままでいいのか?」
「うん。魔法も相当に便利で強力だけど……。僕は、この双剣で敵をバッタバッタ切り裂いていきたいんだ」
ユヅキがそう言う。
彼女の得物は、双剣だ。
ちなみに、俺は標準的な長さの長剣。
シルヴィは短剣。
ミナはハンマー。
リンは篭手である。
「ユヅキは手先が器用だよな。力任せに大剣を振り回すより、双剣のほうが合っているか」
「うん。少しだけ大剣や弓も試したことがあるけど……。双剣がしっくりきたんだ」
近接戦闘系のジョブは、魔法系のジョブよりも取得難易度が下だ。
しかし、多少の適正の差はある。
「わかった。接近戦も遠距離攻撃もできるユヅキは、このパーティの要とも言える。できれば末永くいっしょにいてほしい」
「うん。僕も、その気持ちが強くなっているよ。次にユーヤたちに会ったら、相談してみるね」
ユヅキが俺たち『悠久の風』に加入したのは、いつもと違った環境に身を置くことで成長するためだ。
元パーティメンバーのユーヤたちは、アーノルドやレオンと行動をともにしている。
今はこのエルカの町を離れているが、そろそろ戻ってきてもおかしくない。
そうなれば、元のパーティに戻るか、今のパーティに移籍するかの相談をすることになる。
「ああ。よろしく頼む」
ユヅキについても、まずは今のジョブ編成のままで育成を進めるのがいいだろう。
『獣戦士』がレベル30になれば、上級ジョブへの転職も可能となってくる。
俺の『ジョブ設定』スキルに回数の制約はない。
ゴーレムのような打撃系統の攻撃を繰り出してくる魔物を相手にする場合には、一時的に彼女のファーストジョブに『土魔法使い』を設定するのもありだろう。
次に、ミナのステータスを見る。
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