第7話 暗殺計画
訓練兵生活1年3か月目。俺はすっかりみんなと仲良くなってヒル・ライフたちと楽しく訓練を行っている。一方でクリスとはまだ仲良くなれていない・・・
そんな俺にある人が会いたいと言ってきていると俺らの教師の大声先生に言われた。
そのある人とは『スーグルト・ムーン』だ。スーグルト・ムーンとはあの特級勇者のジャバさんと同じ特級勇者のひとりだ。
そんな人が俺に会いたいとはとても興味がわく。
どうやらクリスも呼ばれているらしいからクリスと一緒に行くことにした。
~30分後~
「よう!クリス」
「あぁ、」
「ところで俺らは何で呼ばれているんだろうな!」
「お前、まさか知らなかったのか?」
「何がだよ」
「私たちは特級勇者の『ジャバスイスの暗殺計画』で呼ばれているという事を」
「なに!?ジャバさんの!?」
(ジャバさんは初対面の俺にも優しく接してくれた人で俺の命の恩人でもあるのに・・・)
「やっぱり知らなかったか。私たちは訓練兵の中でも飛び切り優れた才能を持っている。しかも私たち訓練兵は今の1級などの勇者より特定されにくい。」
「まじか。」
(俺がみんなより能力が優れていて1級勇者候補いや特級勇者候補だという事は前々から教師に知らされていた。だけどそんな俺がジャバさんを暗殺なんて・・・)
「ほら遅れちゃうぞ。行くぞ」
「あっあぁ・・・」
待ち合わせの店に到着
「おう待ってたぞ。ローディオ、クリス」
「「お疲れ様です!!!」」
「もう呼んだ理由はわかっているかもしれないが、『ジャバ・スイスの暗殺計画』についてだ。」
「はっはい・・・」
「なんだ?文句あるか?」
「いっいやありません」
「では、ローディオ、クリス殺してこっ」
『ムーンさん!!!首都マウス・ハルジャーに超大型の70メートル級の魔王が接近中とのことです。今はジャバ・スイス様率いるジャバ隊とルート・イース様率いるルート隊が応戦中との事』
ん!俺の高級住宅の隣に住んでて俺を殺しかけた案外優しいルートさんも戦っているのか!
「なに!?俺も特級勇者としていかなくては・・・王に怒られる。」
「ムーンさんという事は今回の暗殺計画は・・・」
「あぁ中止だ。」
「あともう一つ今訓練している117期生の中で優れた才能を持っている『ローディオ・スイス クリス・ハート ヒル・ハウン ライフ・ラット』この計四名を飛び級で勇者とする。その中のローディオ、クリスは1級 ヒルとライフは2級とし、ジャバ隊に配属する。そしてローディオ・スイスは特別育成指定特級勇者に指名する。」
え?俺1級勇者になるの!?それで特別育成指定特級勇者って特級勇者が跡継ぎを育てるための指定勇者にされたって事!?
「それでは解散!二人とも俺についてこい!」
「はい!承知いたしました!」
俺が1級勇者に!?
何も知らず勇者だけが住める街に引っ越しをしてしまったので、40歳、今更勇者目指します。 ねこのうえのいぬ @2118765
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。何も知らず勇者だけが住める街に引っ越しをしてしまったので、40歳、今更勇者目指します。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます