第11話 ☆確保☆

そう言うと黄色いのは舌をベッと出した。

舌の上には……タブレット?の様なものが乗っていた。


黄「コイツは制限解除サプリリミットブレイカーっていう物でな、俺ら国直属魔法少女は力に制限を掛けられているんだが、やむを得ん時はコイツを使うのさ。」


へー。


黄「ま、代償として効果が切れたら変身が強制的に解けてしばらく動けなくなるがな。」


ほーん。


黄「だから、効果が切れる前に……」


そう言葉を途切れさせると黄色いのは電気を纏い……消えた。


黄「こうしねぇとな。」


ガチャリ……と後方で音がする。

後ろに振り返るとニタニタと笑みを浮かべた黄色いのがおり、そして、

「な……!」


黄「驚いたか?コイツは反魔法拘束器具アンチプリズムという特別製の手錠さ。」


まぁこんなもの魔法で爆散させば終わり……


「……!」


……魔法が……出ない!


黄「魔法が使えねぇだろ?コイツを付けられるとどんなやつでも魔法が使えなくなっちまう。どんなつえー魔法少女だってコイツを付ければ只の……一般人さ。」


「……何を……するつもり?」


黄「知るかそんなもん。とにかく上が持ってこいってウルセーんだよ。」


魔法を封じられ拘束された魔法少女……閃いt


黄「言っとくが、ウチの組織は女ばっかだからな。」


ならば百r


『……ちょっと黙ってにゃ』


ウッス


※この小説は2歳から98歳まで見れる健全な小説です。


黄「んじゃ、効果切れん内にさっさといくぞ。」


……………………………………………………………

MAGIC・BUSTERS本部、取り調べ室的な感じのアレ


黒「……で、お前は何モンだ?なぜ変身ができる?」


「……」


黒「ほーう、だんまりか。まぁゆっくり行こう。」


「……」


黒「そんな睨むなよ。敵じゃねーんだ。」


カラフル四人衆に連行された私は、地下の薄暗い一室で黒いのと机を挟んだ向かい合いに座らされていた。


黒「なぁ、一緒にいたあの猫?みたいなのはなんだよ?お前が変身出来んのはアイツが関係してんのか?」


「……」


黒「うーん、じゃあ質問を変えよか。今なに考えてる?」


「……」


タバコ吸いたい。ニコチン足りない。手の震えを抑えるのが精一杯だ。


黒「なかなか口を割らんな。阿比あび、アレ持ってきて。」


そう黒いのが言うと、阿比と呼ばれた白髪の女の人は小さく頷き、部屋を出ていった。


黒「モノボケは要らんからなー!」


と黒いのが外に向かって叫ぶ。常習犯なんだろうか。


しばらくしてから阿比が戻ってきた。その手には……少し変わった呼び鈴?のようなものが乗っていた。


黒「おお、サンキュ。ここ置いといて。」


と、机の真ん中を指す。


阿比は指定された場所に呼び鈴を置き、後ろに下がって何故かノートを広げた。

日記でも書くのだろうか。


で、この呼び鈴はなんだろうか。カツ丼でも呼べるのだろうか?


黒「──さて、改めて聞こうか。今、何考えてる?」


「タバコ吸いたい。」


……え?


……………………………………………………………

ずっとダンマクカグラやってたら左手が腱鞘炎になりました。親父は私くらいの年齢の時にストリートファイターで腱鞘炎になったそうです。遺伝って素晴らしいですね。(白目)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る