第10話『風華』

また今日も風華が舞う…


凍てついた心は裁かれるよう

四角に区切られた

風景の中に閉ざされて

俺を苛むんだ…


許されぬ想いのかたち…

許しあえる互いの枷…


始まりがあの場所だとするなら

この風華が届きますように…


君を黙らせる夜が凍え果て

消えてしまいますように…


俺は俺を呪い過ごしながら

願うんだ


いつか君に笑顔が戻りますように…


狂い咲く風華がやけに愛しくて…






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