第3話 出会い
思わず、振り向いてしまった。
そこには、人?が何かを引きずっている。
身体の震えが止まらない、早く逃げないと!
でも、身体が動かない、全然、力が入らない!!
持っていたライトを落としてしまって何も見えない、!
でも、あれがこっちに気づいた、そう直感して這うように逃げようとした。
が、何かに足を握られた!
架純「!?」
後ろを見上げると、落ちていたライトで少し明るくなっていて、その人?らしきものの顔をしっかりと見てしまったのだ!
そこには、目が縫われて焼けただれたような、グチャグチャな顔がうっすら見えた。
ニヤっと笑った様な表情をして、私を引きずりながら走り出した。
身体が、擦れてとても痛い。
架純「ぐぁ"ぁ"ああああ」
と、その時
急に走るのをやめた。
幽霊「ジャマスルナ」
急に立ち止まったと思ったら、何かを言っている。
何があったかわからずに、怯えていると
?「助けてほしい?」
と、男の声がした。
声がした方を見ると、女の子のような男の子のような人がこちらを、見つめていた。
驚いたが、生きている人間がいて、少しホッとした。
架純「助けてください!!」
?「助ける代わりに、君に取り憑いてもいい?」
幽霊「ニクイニクイ、オマエラモニクイ」
?「ちょっと静かにして!今この子と話してるから!!」
幽霊「……!?」
架純「もうなんでもいいからっ、助けてください!!」
?「なら助けてあげる。」
と言うと、私を引きずっている幽霊に近づいて行き、抱きついたと思ったら、幽霊が男の身体吸い込まれていくように身体の中にはいってしまった。
私は、何が起こったかわからずに、ただ見ていた。
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