第41話  王都奪還1

国王の呼び掛けに応じた貴族は20を超え国王軍は40万

反乱軍は約50万の兵力だった

中立の貴族もいる為油断ならない

反乱軍はギリシア神国との挟撃があるからこそ王国軍に不利と読んでいた

しかし、現在はギリシア神国は内乱状態でありランドール王国まで手が回らないのが実情であり反乱軍は知るよしもない事なのだ

アルテミスの神装を使えば雑魚兵なら一瞬だが負担が大きい

前回も倒れるまで気丈に振る舞っていたが安心した途端倒れてしまった

精神力を使い果たしたのだろう

だから、ここぞと言う時しか使わせない

今、竜の鎧を着ているのは僕と父さん、父さんの守備隊隊長クラマとアテナだけだ

トウカとアルテミスはごちゃごちゃした鎧は嫌だと言うので、ドラゴンの皮で作った白のローブはトウカにドラゴンの皮の鎧風の服をアルテミスに渡した

二人にはマントも渡しており裏地は黒闇に紛れる時に裏返して着るのだ

表はトウカは白、アルテミスは緑を主とした迷彩模様だ

理由はアイチの城の周りは森だらけだからな

との事だ

状況に合わせたマントが必要だと感じたので手配中だ

アテナには横須賀で街の建築に当たらせている

海上警戒もさせている

さくらは城に残り防衛とギリシア神国からの

攻撃に備えてもらう

相手は数が多い為野戦で応じてきた

軍の配置は貴族の心を読んで決める

裏切り安い貴族や忠誠心の薄い貴族を前面に置く

将来邪魔になるからだ

僕は零孤(レイコ)を装備してレイコの能力である鑑定をする

やっと鑑定を手に入れた。嬉しい


零孤はプテランで横須賀から此方に来る時に湧いて来たのだ

「ねぇ君面白いね。妖狐も其れなりに仲間にしてるみたいだし」

「君は?」

「あれ?僕が見えるの?」

「見えるし、聞こえるよ。しかも見た目女の子なのに僕人称なんだ」

「そっか、僕が見えるのか。ならば死んでもらうか、死ぬまで一緒にいる事になるんだけど」

「ウーン」

「死ね」

「なんでそうなる」

「そこは死ぬまで一緒がテンプレだろ」

「そこで考えるなんて、死ね」

「まてまて、嫌だという事では無いんだ。死ぬまでって俺が死ぬまでだよな普通」

「それしか無いな」

「でも、結果どちらを選んでも死ぬまで一緒って事になるんじゃないか?」

「あら?そこに気付くなんてすごいじゃん」

「結局何をしたい訳?」

「僕の姿が見える人間は数少ないんだよ、悪用する人間なら殺すしか無いし僕の固有スキルは【装着】

貴方の体に取り憑くイメージだ貴方の能力に僕の能力を上乗せした上に僕の全てのスキルが使用できるのだあ いいだろう欲しくなっただろう」

「あぁそうだな」

「あげないよーだ」

「いやぁ何がしたいの?」

「装着」

「何これ?」

「これが装着、そして鑑定スキル」

「あの子の見て」

トウカを見る

ステータスやスキルが見える

真心眼、聖魔法etc.

トウカを勝手に見るのは嫌だなと思っていたら

「アイチさまには嘘、偽りの無い私を見てください」

取り敢えず怒💢出ないだけ良かった

いややっぱり💢だった

ほっぺを一杯に膨らませている

「だから、ごめんって」

「アイチさまの浮気者、私がくっついていたいのに」

「えー、怒っているのそっち」

「私のことを知ってもらう事に怒る事はありません。私の事信じてって言っているのですから」

ちょっと間を置いて

「アイチさまに触れるのはダメです。私が一杯触れた後なら我慢しますけど」

と語尾は小さくなる

こんな感じでよくわからないままレイコが仲間になったのだ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る