第17話 結局婚約?8

ベルバークを制圧完了とマダラから連絡がきた

次の日入領するから待機を命じた

朝、母親のもとを訪ねたら父親どころか国王に王妃までいる

まぁどうでも良いやと思いつつ、確認だけしてみる

「一応確認ですがキョウトーカはどうされましたか?」

「アイチ君キョウトーカの事気にしてくれるのか?」

「いえ、誕生日の祝いでしたが一度も顔見てないので」

ここにいる殆どの人間が唖然としている、この3日間一緒にいたじゃないかと

気にしてはくれてるが興味がないと言うことか

難敵だな、キョウトーカを見ながら皆んなが思った

此処で全部話すか?とキョウトーカを見た時首を横に振った

さてなんて答えようと考えていたら王妃から

「キョウトーカは他の場所で近衛騎士団が守っております。此方に合流する様に連絡するところです」

「そうでしたか、ベルバークを制圧完了しましたので、皆さんにはベルバーク入りをして頂きますがよろしいでしょうか?」

「制圧完了って反乱軍は?」

と王様が聞いてきた

昨日の夜夜襲をかけ全て排除済みです

クラマに確認済みです

「それでクラマを呼んだのか」

「はい、私達には誰が敵で味方かわかりませんので敵の確認のために呼びました」

「わかった、ではベルバークへ行く事にしよう」

「「「御意に」」」

ベルバークに到着した国王以下そのまま入領した

領地民は呆気に囚われながらも皆んなが喜んだ

領主宅でアイチは

「では、私はこれで帰りますので後はお願いします」

「「「「「「「エッ?」」」」」」

アイチは踵を返し去ろうとした

しかしメイドのトウカだけは予想していたのかアイチのそばにいた為手首を握った

アイチは「ン?」と握られてたトウカを見た

「アイチさま、私はアイチさま専属のメイドの筈です私を連れて行って下さい

それにメイドのいる生活をしたいと仰いましたよね

メイドを置いて行っては本末転倒と言うものです」

「僕の専用は3日間では?」

「そんな事は言っていません、私はアイチさまの専属のメイド四六時中一緒に居ますと申し上げました」

「あれ?そうだったかな、まぁメイドはいて困らないから来るならきても良いけど魔物しかいないよ」

「大丈夫です、アイチさまがいますから」

「まぁ良いならいけど」

「ちょっと待ってくれこの子とこの子も連れて行ってくれ」

「メイド3人もらっても、そこまで用がないからな」

「大丈夫だ優秀なメイドだから何かときっと役に立つ時が来るから頼む」

「わかりました、では3人メイドとして連れて行きますね」

「あぁトウカの事頼む」

王様がメイド一人を頼むなんてよっぽど大事にされていたのだろう

「あぁ、そうだキョウトーカが居ませんので婚約の話は?」

「あぁ取り敢えず無しで大丈夫だ」

「ありがとうございます」

3人を連れてエスケープで魔の森に帰城した




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る