第102話『プロトタイプ』!
ペガサスのヘッドライトに、巨大な卵型の装置が照らし出された。
……俺を騙し『特務機関
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祐希さんを始めとした『
伯父は『
……諦めきれない伯父は、更に行動を起こした。 『死なない
************
「
「……」
……返答が無い。
「
……ゆうきちゃんだ。 ……さっきの抑揚の無い音声とは全く違う、元の声に戻っている。
「ゆうきちゃん! 大丈夫!?」
「……虚偽の情報をお伝えしてしまい、大変申し訳御座いませんでした。 これは私の『仕様』によるものです」
「仕様?」
「はい。 私は、全世界に存在する中央演算装置から情報を得る事が可能ですが、それを遮断され、偏った情報のみを与えられた場合、その情報が真実か虚偽かの判断は出来ない仕様です」
……そうか……今回、あのデカい卵状のラスボスの中では外部からの全ての情報が遮断され、求伯父さんからの情報一択になっていたから、情報の比較・検討が出来なくて、こんなに優秀なゆうきちゃんでさえ、見事に騙されちゃったわけだ。
……確かに、人間の俺も、初めはゆうきちゃんからの情報を信じちゃったもんな。
「加えて報告致します。 先程より割り込み通信をしていたのは、実は駆さんの伯父様ではありません!」
「……!?」
「あれは……『もとむくん』 ……私『ゆうきちゃん』の『プロトタイプ』……です!」
な ん で す と 〜 っ !?
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