第100話 沈黙!
……やはり……何かが
伯父さんは、さっきから自分を『ダルメシアン』の一員のように言っているし『全宇宙を支配する!』など、ギャグマンガ以外に聴いた事が無い。
……そもそも、何か重大な事件が起きる時、俺の心は必ず何かを必死に語りかけてくれていた。 それは俺に『潜在性能力』としての『時間と空間を超越した視覚能力』があるからだ。 これは誰かに何らかの危機が迫った時に、
……とは言え、今回のような
「地球上の生命が絶滅してしまえば、悲しむ人すら居なくなる」……と言われるかも知れないが、そうでは無い!
それを一番悲しむ人が一人……確実に存在している!
その人こそ、俺が何よりも、誰よりも悲しませたく無い、たった一人の大切な
……俺が祐希さんを助けるために『ダルメシアン端末』を破壊し、その為に猛毒が拡散して、全生命が死に絶えた……
……祐希さんがそれを知れば、彼女は恐らく俺を一切責めること無く、俺の前から去ってしまい、二度と会えないだろう。
……そんな悲劇が起きるなら、俺の能力が黙っている筈が無い! 『俺』なら、必ずこの悲劇を止めようと、必死に声を上げるだろう!
『便りが無いのは良い便り』……と言う
もし、俺の心が沈黙し続けるのであれば、それは俺が『正しい選択』をしている……と言う証拠では無いか?
そうだ……絶対に、そうだ!
……そして俺は、自分に向って激を飛ばした!
俺は、もう一度『俺』を信じるぞ……と!
……そして俺は、ある考えを試すべく……『
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