お風呂

(ぐへへぇー、おにいしゃまカッコよすぎですぅ〜今日はお兄様に何をしましょうかぁ)


目をうっとりさせながら鬼のように積もった自分の兄の写真を口から涎を垂らしながら見ている変態が1人、妹の結衣は自室で今日はどんな奉仕をしようか考えていた

結衣の頭の中の9.8割は兄にどうやって襲われようかというピンクのお花畑でいっぱいだった。



すると突然、結衣は写真を突然に片付けそれから自分の緩みきった顔を整えて服の乱れも慌てて直した。

自室のドアからコンコンというノック音とともに

「結衣、今日は疲れたから先お風呂入らしてもらっていいか?」


「いいですよー」


「ありがとうじゃあ入ってくるよ」


そしてお兄様はドアも開けずにお風呂に行ってしまいました。お兄様と会えると思ったのにっ。だけど、たとえお兄様に会えなくてもお兄様に会う準備は大切なことですから。常に意識することは、大切です。


いつもは結衣が先に入ります

反対に冬は結衣が後に入りますなんでですかって?

だってお兄様のお体を浸したお湯に浸かれるのですよ?

それにお兄様の残り湯を飲めるんですよ?最高じゃないですか!結衣が入らない理由が見当たりませんね


最近、夏になって少し暑いので結衣がいつも先に入っているんですけど、今日はお兄様が入るらしい....ん?


チャンスでは?!

結衣は目が光るほどにキラッと変態案を思いついた


その案とはお兄様と一緒にお風呂に入ることだった


「うふふ、あわよくばお兄様に襲われて私はぁぐへへ」

は!妄想に浸っている場合じゃありません!

結衣は速攻で風呂場に行った


お兄様に警戒されないためにお兄様にパンツを届けに行く

もちろんパンツを鼻に押さえながら


「お兄様、少しよろしいですか?」


脱衣所から見えるお兄様のシルエットを透けろ!透けろ!と念じながら。


「結衣か?どうしたんだ?」


「ちょうどお兄様のパンツがなくなっていたので引き出しに入れておきました」


「ありがとうなぁー結衣」

「いえいえ、ごちそうさまです」


結衣は、優しいと思う。普通ならお兄ちゃんのパンツなんてって言うはずなんだがまぁ、ツンツンしてるより少し変態気味の結衣の方がいいのか?

最近は、結翔にとって結衣の変態行動なんて慣れたもんだ


台に座って頭をシャカシャカと頭を洗う、結衣と同じシャンプーを使っているのでとてもいい匂いで気持ちがいい


すると………

「.........ん?!」


ガンっとお風呂の扉が空いて誰かが姿を現して入ろうとしてきた


おいおい、そこまできたか


入ろうとしてきたのは何も包んでいない生まれたままの姿の結衣だった


ついにお兄様と一緒にお風呂♡、楽しみです。いつぶりでしょうか、私はいつでもお兄様に入ってきてもらって構わないのに、兄様は入ってきません。

結衣はお兄様の奴隷なのでお兄様のお世話もといお背中を流すことぐらいいいですよね?


お兄様はなんで?って顔でこちらをマジマジと見ていますはぁー♡そんな顔で見られたら私ここで飛んでしまいますよぉ〜


そんなことは気にしていないかのように、私は早速泡を立ててお兄様のお肌に触ります


すべすべなお肌でしっかりとしたお体

お兄様の全てが美しい


私はお兄様の上半身を余すことなく洗います


次にお兄様の聖剣が眠っているところに目を向けようとしたところ


「ゆ、結衣、嬉しいけど流石にもう大丈夫だよ」

と言って来たので、とても惜しいのですが諦めました お兄様の覚醒した聖剣が見れて今日のおかずが決まりました

最後にお兄様が「ありがとう」っと言ってくれたので満足です!


はぁ、お兄様に全てをあげたいですぅ♡そんなことおを思ってお兄様のお体をチラ見しながら自分の体を洗っています


お兄様のためだけに育てたこの体、いつになったら差し上げられるのでしょうか。お兄様に辱められて奴隷のように使われたり妄想するだけで濡れますね♡


お体のお清めは後ででいいのでお兄様と一緒に上がれるように高速で洗ってお兄様と一緒にお風呂を上がる


お兄様はいつも髪を濡らしたまま服を着てしまうのでドライヤーは結衣がしていますこれも妹の特権です


お兄様を前にして結衣はドライヤーを持つ

スイッチを押してお兄様の髪を優しく丁寧に乾かしていきます

「結衣気持ちいいよいつもありがとな」


(?結衣が気持ちいいんですか?結衣でお兄様が気持ちよくなってるんですか!?あぁ.....お兄様ぁ)


お兄様の髪が乾き切ったら今度は結衣は自分で乾かします。前までお兄様にやってもらってたんですけも、お兄様のお手を煩わせる訳にはいかないので。


自分でやろうとすると優しいお兄様は「結衣?今日はいいのか、やるよ?」そう言ってくれるのですが

うぅーとてもして欲しいのですけれど。さっきも言った通りお兄様のお手を煩わせるわけにはいかない

「だ、大丈夫ですよお兄様」

そう言って自分で乾かそうとスイッチを押すと手からドライヤーが消えていた。


「遠慮するなって」


振り向くとお兄様が結衣の髪を持って、乾かそうとしてくれていました。


優しいですお兄様こんなのだから奴隷になりたいですよ、こんな変態になったのはお兄様のせいでもあるんですからね責任とってくださいねお兄様♡


結衣は兄に髪を乾かされるのが気持ち良すぎていつの間にか目を閉じてスースーと眠っていた
























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