No.6「正解は『止まない雨はない』」
「どうした、暗い顔して」
「仕事が辛いんだよ、兄さん」
「そうか」
兄はぼくの境遇に理解を示しながらも、励ましの言葉を重ねた。そして最後にこう締め括ったのだ。
「明けない夜はない」
良い台詞だ。感動的だ。
「けど、それが問題なんだ」
なんせ今は、日曜の夜なんだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます