新生

 死を彷徨うと本当に自分が死んだように感じる


遠い夏の白い光、陽炎やらが

     

    走馬灯のようにチラつく

 

海辺の街に引っ越して

新しい生活を送りたくなった


真っ白な家々が並ぶ静かな海に面した街に


悠久の空と海に揺られて

目尻の皺を濡らして涙が乾くまで

海風に吹かれて


憐憫と望郷に憧れながら

新しいを得るために

      命をやり直そう

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