グラ(ウ)ンド

双眸を見開いて稜線を追う

 ここまでやってきたんだと積築に浸る

  マグカップにコーヒーを注いで一息つく

   ふと次の三角点へと足を動かす

    尾根を辿りコルを渡り徒渉すら厭わず

     やがて降った時にあの山に登ったのだと

      疲れと感慨に満ちた顔になる。

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