平安期の一騎打ち

 当時の合戦の資料として、黎明期の武士の研究でよく引用されている話が本話の原典の今昔物語となります。その為、平安期の合戦を題材にしたい方も参考になる部分があるかも知れません。

 時代劇でよくあるチャンバラが嘘っぱちで、騎乗からすれ違いざまに弓を射るスタイルだったらしいですが、本作では決闘の形を取ったパフォーマンスでガス抜きし郎党たちの争いを収集し、無駄な血を流さない配慮が心を打ちます。

 余談ですが当方、渡辺党の末裔らしいので後日譚も気になります(笑)

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