第47話 ゲーム
「ゲームっぽいインターフェイスが分かり易いでしょ」
そう
どう答えたモノかしら。
わたしお婆ちゃんだったのよ。
PS5とかSWITCHとかいじったコトも無いの。
でも実は昔のゲームはやった事が有るのよ。
わたしの勤めていた会社では早いうちからPCを導入していて、
わたしもその扱いに慣れようと家でも買ったりしたの。
WINDOWSが出回る前の話。
NECのPC8800とか9800とか言っていた頃。
そこで初期のPCゲームに少しハマったりしたわ。
『Wizardry』に『大戦略』『プリンセスメーカー』懐かしいわねぇ。
若い人たちには全然伝わらないと思うけど、そんな時代が有ったの。
ファミコンやSFCの時代には、もう結婚していたから。
『ドラゴンクエスト』の大ヒットを横目でチラリと見て、少し手を付けたりもしたのだけれど本格的にはプレイしなかった。
だから平成初期位までなら、なんとなく分かるのだけど。
令和時代のゲームとなると少し厳しいわ。
スマートフォンも専ら会話やメール用でゲームにはほとんど使っていないの。
そんなコトを思い出してにゃつかしがっていたわたし。
「はい、もう良いわよ。
まずは自分のステータス画面を見て」
そんにゃセリフを
ステータス?
どうするの?
「自分のステータスを見ようと意識してみるのよー」
わたしはキっと目を凝らしてみる。
見えた。
名前:みゃー
職業:猫侍
種族:猫侍
年齢:0歳
強さ:メッチャ強い
知恵:ハイパー賢い
速さ:すげー早い
体力:ウルトラタフ
幸運:途方も無い
スキル:爪攻撃
称号:バステト神の加護
:ヘレーナの飼い猫
:最強無敵猫侍
…………
にゃによ、コレ……
「どーお?
分かりやっすいでしょー」
ニコニコと全開の笑顔で微笑む
「分かるワケにゃいでしょーっ!!」
思わずその顔を爪でバリバリと引っかいちゃうわ。
しまった!
相手は女神様だったー。
「ゴメンにゃさい。
ゴメンにゃさい。
思わずやっちゃったの」
ペコペコと頭を下げて、幼女の頬の傷をにゃめるわたし。
「いいわよー。
わたし、カワイイ女の子ちゃんには優しいの。
アニャタがオスネコだったりしたら、アヌビスちゃんに言って冥府送りにするトコロだけどー。
メスの仔猫ちゃんだから許してあげるー」
そんにゃコトが有ったんだわ。
あの
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