間話 二人の休日
KJと一緒にゲームをしてる
「KJ今日のご飯何がいい?」
「ママが作るものならなんでもいいのです!」
「そっかぁ」
KJの可愛さからにやけてしまう。
「じゃあ、麺とお米とパンだったら何がいい?」
「お米はこの前食べたから知ってるのです!」
「KJはお米が好きなのかな?」
「あい!この前のお米美味しかったのです!ママが言ってたパンとめんってなんなのですか?」
「ん〜とね、麺はツルツル〜って食べれるもので長細くて、パンはハムハムって食べれるものでいろんな種類があるんだよ。」
「そうなのですか?!どれも美味しそうなのです!」
私に似てどんどんグルメになってくれて嬉しい限りだよ。
「じゃあ、今日は簡単なのだけどパンにしようか」
「わかったのです!僕は何か手伝えないのですか?」
「そうね、それなら鳥もも肉を冷蔵庫から出して一口大に切ってくれるかな」
「了解なのです」
KJはまな板を取ってきて切ろうとしている。
「ん〜、ちょっと届かないのです」
「じゃあこれ使いな」
私は家の端にあった子供用の脚立を置いてあげる。
「ママありがとうなのです!」
KJから満面の笑みを向けられて蕩けそう。
親バカに思うかもだけど、KJの笑顔はちょーかわいいの!
「ママ切れたのです!」
「ありがとう」
私はジップロックに、醤油大さじ1、料理酒大さじ1、酢大さじ1、みりん小さじ1/2、塩小さじ1/3、ニンニクチューブ少し、をもみ混ぜながら入れていく。
このタレは全部ジップロックに入れるんじゃなくて半分くらい残しておくの。
そのジップロックにKJから受け取った鶏肉を入れる。
これをいつも通り1時間冷蔵庫でつけておく、
ーーーーーー
「よし1時間経ったから続きするよ」
「はいなのです」
「まずはKJはさっき漬けておいたのに薄く小麦粉をまぶしてちょうだい」
「薄くでいいのですか?」
「うん薄くで大丈夫だよ。その薄い状態で一回揚げるんだけど、そのあとにもう一度揚げるから薄くがいいんだよ」
「なるほどなのです!」
KJは言われた通りうすーく表面に小麦粉をつけて揚げ始めた。
「KJはそのまま続けてて、揚げるのは少しでいいからね。。。。うん、もういいよ」
「次に揚げるのはさっきからママが叩いてたのを衣に使うのですか?」
KJの言う通り私の手元からはさっきから「ザクっ、ザクっ」と何かが叩いて潰される音がしている。
「うん。そうだよ、これは柿の種っていうお菓子なんだけど、これを衣にして揚げるとサックサックになるんだよ」
「そうなのですか?!楽しみなのです!」
KJは目をキラキラさせている。
「ボールに卵を割ってといでおいて」
「あい!」
私はKJの用意した卵に揚げた鶏肉を何度か潜らせる。
そして何度か潜らせると、柿の種を程よく砕いたものを周りに付けフライパンで揚げる。
「いいKJ、ここで大事なのは衣の柿の種を細かく潰しすぎないこと、それと揚げるときに焦げないように少し衣の色が変わる程度でフライパンから出すことよ」
「わかったのです!」
揚げ終わったお肉を半分残してあった調味料をかけて完成!
「あれママ、パンはどこ行ったのですか?」
「あはは、、、、忘れてたや。いつもはお米と一緒に食べるから」
KJに言われたように今回は食パンに挟んで食べる。出来るだけふわふわなパンだとタレが染みて美味しいの。
「じゃあ、席について」
「「いただきます!!」」
「ん〜!これはとっても美味しいのです。外はふわふわ!中はサクサクしてるのです!」
「でしょ、パンだと外がふわふわになって美味しさがますの」
こうして二人の休日は過ぎていく。
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