キョウは結局生きることを手放してしまうのか……。
作者からの返信
ニャルさま様、コメントありがとうございます!
キョウも最初はメロンと二人、駆逐する毎日に疑問を感じてました。
目的を明示されても乗り気がしなかったのは、結局のところ、自分の生よりも、ヒトの繁栄に疑問を抱いたのかもしれません。
でも、金色の羊毛に引っ張り出される結果となりましたが(^_^;)
ただ一人、終着点にたどり着いたキョウの選択……そうならざるを得ないと理解しても、切ないですね。
「金色の羊毛」なる存在が、選択を受け入れてつなげる未来、物語の最後まで楽しみにさせていただきます。
作者からの返信
司之々様、コメントありがとうございますm(_ _)m
思えば、司之々様に見ていただいた即興のプロットから、ここまで物語を紡げるとは思いませんでした(^_^;)
キョウの選択の中には、受肉を含め、皆の復活も視野にあったのですが、ミライ同様、作り出されたイレギュラーな存在である以上、それは出来なかったみたいです。
まあでも唯一願った選択の責任は取らされる事でしょう(笑)
カネシロヨウコ……?
彼女が語った「呪縛」や、フリキとオルギを返すことの意味……考察のしがいがありますね……
作者からの返信
川添春路様、コメントありがとうございますm(_ _)m
金色の羊毛は、何かと面倒見が良いみたいです(笑)
フリキとオルギは困難を打開する為の鍵であり、因果を破壊する安全弁でもあります。
発生させた生き物に生殺与奪の権利を与えるくらい、自身の存在意義に無頓着なのですね。
アレも望んで生まれた訳じゃなく、ただ望まれる以上は役目を果たす。
思えば神様の概念ってこんな感じかもしれません。
標準生き物セット! テラトラだ……
答えのない取捨選択。
誰もが幸せになるためには、納得するためには何を選ぶべきなのか。
自分の存在そのものも上手く定義できず、キョウの観測者としての役割も終わり……?
ミライとメロン、そしてキョウ。
全部消えて、なくなってしまうのでしょうか……
作者からの返信
卯月ましろ様、コメントありがとうございますm(_ _)m
キョウはきっと幸せすらも望んでいなかったみたいです。
どんなに辛くても、大事な人と共に居る、お互いを観測し合うだけで良かったのかもしれません。
彼女たちと共に朽ちるよりも、彼女たちと決別し、当初の目的だけを選択したのは、やはり自分が作られた存在にも関わらず、人として生き続ける事に疑問を抱いたのだと思います。
最後に諦めた、同じく作り出されたミライの選択と同じく。
でも、彼の選択は未来につながるはずです。
「標準生き物セット」覚えていてくれてありがとうございます!
ミライは未来だったんだ……。
ずっとそうだって言われていたけど、どうしてか未来の思慕は全てメロンに受け継がれ、ミライは未来の「残り」だと信じ込んでいました。
だとしたら、なんという過酷な200年あまりの歳月と、なんという残酷なこの2年間。
そしてここでのキョウは彼女らにとって、観測者として背を向けてしまうのですね。
切ない……。
金色の羊毛に願われた、この星の未来と、キョウの終わり。
誰もいなくなってしまった無情。この白亜の城は、静かすぎます。
作者からの返信
竹部 月子様、コメントありがとうございます!
本気で書きたかったのは実はこの部分だったかもしれません。
今のキョウとミライはどちらも体を失った生体脳。本作は人を超えた存在が永久に想い合うディストピアからの脱却でもありました。
愛って長さなのか、濃度なのか、質なのか、きっと誰にも答えは出せないから、何度でも何度でも繰り返すのかもしれません。
ちなみにこの地下都市は、今も南極の氷の下に埋まっているみたいですよ。
金色の羊毛は、人が外来種に駆逐されたらそこに移動するみたいです。
最強の守護者を携えて。