退魔師一家の平凡な私

作者 無月兄

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★★★ Excellent!!!

退魔師は、人の怒りや悲しみ、妬み嫉みにつけ込んで育つ邪鬼を祓う術士のこと。
主人公の杏は、その家族の一員として生まれますが、妹は優秀。コンプレックスを抱いてます。
おまけに、友人の亜希とは、同じ男の子を好きになってしまいます。

読んでいて、彼女たちの痛烈な感情に心揺さぶられました。
そこを、邪鬼の辛に付け込まれてしまいます。
辛は、狡猾に杏を追い詰めていき……。

友人の嫌なところに目がつくようになったら、もう友人が嫌いなことになってしまうのか? 
杏の出した答えは?

普通じゃないけど、普通のことを大切にした分だけ、退魔師は強くあれるのです。
見えなくても払えなくても、普通のことを大切にできる人は、退魔師なのです。多分。

★★★ Excellent!!!

かわいい退魔師のストーリーです。児童文学にいいテーマですね。

笑えるネタ。
繊細な恋。
微妙な人間関係を上手くストーリーにしたてています。

邪鬼、怖いです。

メッセージ性あるお話でした。

三角関係など悩ましいテーマを素敵に解決するお話でした。

★★★ Excellent!!!

邪鬼を祓う退魔師の家に生まれた中学1年の双子の姉妹、杏と花梨。二人を取り巻く女子仲間、そして密かに想いを寄せる男子。彼らの複雑に揺れ動く心と、忍び寄る邪鬼を祓い大切な友人を守るために奮闘する彼らの友情を描く、躍動感たっぷりの物語です。

双子の姉の杏の、常に周囲の顔色を伺い、自分の本心を引っ込めてしまう性格。友人の亜希にとっては、それは気遣いではなく腹立たしい態度にしか思えない。杏と亜希が同じ男子、結城を好きになってしまったことをきっかけに、彼女たちの関係はどんどん縺れていき——。こうした、女子友達同士の繊細で複雑な心の動きがとても丁寧に、リアルに描き出され、彼女たちの心の痛みに気づけば何度も深く頷いていました。そして、亜希の心に巣食う強い負の感情に付け入った邪鬼から亜希を取り返すために立ち向かっていく杏と花梨、結城。花梨と結城の力を借りながら亜希の心を開いていく杏。邪鬼から亜希の心を救い出すバトルシーンは、ぶつかり合いながら憎しみを解いていく杏と亜希の感情が見事に描き出され、リアルな迫力に満ちています。だからこそ、困難を乗り越えた後に訪れる爽やかさが一層心地よく読み手の心に響くのでしょう。

友情と恋、諦めない心。思春期の感情の難しさと、その困難に打ち勝ち本当の友情を築いていく彼らの姿が清々しい、とても爽やかな物語。おすすめです。

★★★ Excellent!!!

全話読ませて頂きました。

とにかく面白いです。

主人公である杏ちゃんの心の揺れ動きを始め、友だちや花梨との関わり、戦いの描写、そのどれもが圧倒的な筆致で描かれており、読者の興味や関心を最後まで引っ張る工夫が素晴らしい。
敵や倒し方などの説明も大変丁寧に書かれており、とても説得力のある物語だなと感じました。

杏ちゃんが退魔師としての能力を持っていないからこそ、杏ちゃんから発せられるひとつひとつの言葉が読者の心を揺さぶります。最後までアツく盛り上がる展開、かつ読後感爽やかな作品に仕上げられていました。

ひたすらグイグイ引き込まれました。
読ませて頂き、誠にありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

退魔師一家の双子の姉妹、杏ちゃんと花梨ちゃん。
ヒロインの杏ちゃんの視点で物語は進みます。
杏ちゃんは邪鬼が視えたりしますが、退治は出来ません。杏ちゃんの性格は大人しめの印象で言いたいことを言わずに、胸にしまってしまうタイプです。
花梨ちゃんの方は退魔師として、力があり積極的で言いたいことがハッキリ言えるタイプです。
双子といえども、性格までが似るわけではないのです。
そんな姉妹は互いに葛藤があります。

心の機微の表現が素晴らしく、人の複雑な気持ちが伝わってきます。
悩んで苦しくて。
友情や恋のこと、姉妹のこと、現実にある悩みだと思います。
最後まで読んだら、勇気を貰える。
そんな素敵な物語です。

★★★ Excellent!!!

退魔師の子が活躍するお話です。
全体的なテーマとして「努力・成長・友情」が入っており、物語としてまとまりがあり、テーマも王道で楽しめます。

女子グループ同士の怖さを感じつつ、それでも変化があり……。ひとりの男子への気持ちが揺らいでしまうふたり。

誰しも負の感情を持っているからこそ、起きた事件。人知れず退魔を続ける孤独さ。
見えているだけでもできることはあって、みんな自分の都合通りいかないのですが、それがまたリアルで。

とにもかくにも、楽しいひとときをありがとうございました!

★★★ Excellent!!!

皆さまは本当の友達って何なんだろうって考えたことありますか?

一緒に遊べば友達なのでしょうか、ラインをしていれば友達なのでしょうか?
互いの名前を読んで親しくしていれば友達なのでしょうか?
この質問に思わずドキリとした方は要注意です――

心のそうした揺らぎを狙って潜みよるものの正体それが邪鬼です。

主人公杏ちゃんは邪鬼が見えるけれど普通の女の子。
双子の妹の花梨ちゃんが退魔師の修行を終えて里帰りした時より事件は始まります。
見えるというのは厄介ですね。
知らなくても良いものの存在を知ってしまう。
関わりを持ってしまう。
人の心の闇に対峙した時、杏ちゃんは何を思うのでしょうか。
本当の友達とは何か、そうしたメッセージがまっすぐ心に届きます。
学生さんやお友達関係に悩む方にも読んで欲しいです。
おススメいたします(*´ω`*)

★★★ Excellent!!!

全部つまったこの作品、とっても読後感が素敵でした。青春時代の友人関係って、とっても繊細で、時にいびつになったりするものです。後から後悔しても、言い出せなかったり。

そんなもどかしさも手伝い、物語を魅力的に飾ってゆきます。

秋の夜長にスカッと爽やかなこちらの作品、いかがですか?

★★★ Excellent!!!

中学生の女の子・杏には邪気が見えます。退魔師の父と妹と違って邪気を祓う力はないものの、ほかの人が邪気に近付く前に止めることはできます。

一般人に等しい戦闘能力の杏と、退魔師の才能がある花梨。遠くで暮らしていた双子の妹が、杏の通う中学校に転校してきたことで人間関係が動き出します。幼馴染の結城君をめぐり、杏の抑えていた気持ちが揺れ始め――

退魔師の花梨が来るほど街に邪気が増えている不穏な状況なのですが、女の子同士のやりとりも一歩間違えれば大変なことに。
友達を思うあまり、自分の気持ちを素直に出せない杏に共感する方は多いはず。

優しい少女が頑張る姿に、勇気をもらってください!


★★★ Excellent!!!

 主人公の杏は、退魔師の家系。でも、邪鬼を払う力はない。それがあるのは双子の妹の花梨の方。杏は、見えるけど、払えない、普通の女の子です。

 そんな折、街に邪鬼が増えているという理由で、退魔師の修行に出ていた妹が帰ってきます。
 邪鬼が増えているのは不安だけれど、払えない杏にはどうしようもない話。それよりも杏には、クラスの事とか、幼馴染の事とかいろいろ悩みがあるんです。
 見える。
 けど、払えない。
 そんな、日常と非日常の狭間にたつ女の子の友情と恋と、ちょっとだけ退魔のお話。読者対象は、中学生の女の子。ちょっと不思議で、ちょっと甘酸っぱい物語です。

★★★ Excellent!!!

主人公の双子の妹は退魔師。
でも主人公は邪鬼が見えるだけ。妹は退魔師の修行のために家を離れているので、主人公にとっての目下の問題は友達や幼馴染の男の子との関係について。主人公は本当にごくごく普通の女の子の暮らしをしていました。
そんな主人公の周りである日、不思議な事件が起きます。
その原因を探るべく、久々に家に戻って来た妹。彼女が帰って来た事を起因にするかのように次々と普通じゃないことが起きだして……

退魔師の妹が主人公かと思いきや、普通の女の子の姉の方が主人公という設定が新しいなと思いました。
主人公の悩みは誰もが経験したことがあるものが多く、とても親近感を感じながら読めす。物語の中でその問題に「主人公らしいな」と思える彼女なりの答えが示されていくところも良かったです!

しっかりと読み応えがあり、子どもから大人まで楽しく読める作品だと思います☆

★★★ Excellent!!!

退魔師の家に生まれた主人公杏。
さすが特殊な家の子だけあって、普通の人には見えないものが見えます。

でも、見えるだけ。戦う能力はありません。

一方、双子の妹は退魔師の才能があって、修行のため杏とは離れて暮らしていました。その妹が突然町に戻ってきて……?

才能のある子が、バシバシと悪鬼を倒す物語、とは少し違います。
目下の悩みは恋をめぐる心理戦……ですね、これは。

友情を保つためというより、グループからのけにされてボッチにならないために、幼馴染の男の子との距離感に神経を使う日々。それを才能があって自分に自信のある妹に指摘されて……と、あー、わかるわー、な展開に引き込まれます。

しかしそこからの展開が鮮やかです。じめっとしてくるかと思いきや、すかっと爽やかなラストを迎える本作。いま十代の人も、かつて十代だったおとなも楽しめる少女の成長物語です。

★★★ Excellent!!!

主人公の女の子、杏ちゃんの家族は普通じゃありません。いや、普通じゃないって断言しちゃって良いの?って話なんですけど。

だって退魔師ですよ?絶対普通じゃないです。

だけどこの杏ちゃんにはそんな力がありません。双子の妹の花梨ちゃんの方はもう立派に退魔師なんですけど、杏ちゃんの方は、ただ邪鬼が見える『だけ』。

いや見えるだけでも十分すごいじゃん!って思うんですけどね。そりゃ退治出来るのと比べたら、「ただ見えてもねぇ」って。

だけれども、じゃあ本当に見えるだけなのか。何も出来ないのか、何の取り柄もないのか。

そんなことはないのです。

ちょっと自分に自信がなくて、友達の顔色を伺ってばかりの杏ちゃんですけど、それも相手を思いやってこそというか。まぁとにかく友達思いの子なのです。

途中、「うわわ、わかるわかる。女子特有のこの感じ!」とハラハラしつつ、バトルシーンでは手に汗握りつつ、ラブの予感にドキドキしつつ……のお話です。

何かもう、色々頑張れーって応援したくなります!ぜひ!


★★★ Excellent!!!

邪鬼を退治する退魔師一家の女の子・杏。
けれど、彼女が持っている能力は邪鬼を見る「だけ」。
一方、双子の妹の花梨は退魔師として修業中。

そんな杏の元に花梨が帰ってきてから、事態はどんどん動き出して……?

思春期特有の女の子同士の友情関係などがリアルに描かれている様はお見事のひとことで、ときどき胸が痛くなったりもします。
けれども、物語の根底に作者様の優しさが流れているので、安心して読み進められます。

見えるだけの能力しかない杏ちゃんがどんな風に戦うのか。
その頑張りを応援してあげてください(*´▽`*)

★★★ Excellent!!!

読了後のレビューです。
物語に出てくる怖い存在。
主人公は見ることが出来ても戦うことが出来ません。
読み始めからどうなってしまうのだろう?というドキドキの連続でした。

なんといっても後半に登場する敵の強く賢いこと‼︎

読み進めていく中描かれる想いや対立。
そんな中で主人公が見つける大切なもの。

是非ともご一読をお勧めします。

★★★ Excellent!!!

邪気を見ることができるけど、なにもできない姉
邪気を払うことができる双子の妹。

そして、ふたりの幼馴染の男の子。

思春期の女の子どうしの、微妙な駆け引きが秀逸で、思わず、ああ、それはアルアルの描写が秀逸です。

おすすめします。

★★★ Excellent!!!

主人公は退魔師(邪鬼というものを祓う)の一家の女の子、杏です。
邪鬼が見えます。ほかの一般の人は見えもしない。
でも、見えるだけでなにもできません。
そんな世界観に、幼馴染登場。この男子モテます。
男子と、もうひとり女子の友達がいて。なんだかギクシャク。

そこへ、双子の妹が登場します。
双子なのになぜ遅れて登場するんだ。
退魔師の修行で別々に暮らしていたから。
妹の方は退魔師の才能があったのですな。

双子×恋愛×邪鬼?
ややこしくなりそうな予感。
ややこしくなれ。