第252話 再会
俺は、主人に連れられて、中型の倉庫に連れてこられた。
中は、がらんどうで、魔法陣を張るにも問題はなさそうだ。
「どうする、今すぐ連れてきても構わないのか?」
「構わない」
「そうか、できるだけ早く連れてくることにしよう、
用足しをしている場合もあるだろうから20分位待ってくれ」
俺は、魔法陣を張ると、ホームに戻ってきた。
凌暁雨はすくに見つかった、事前に話してあったので、すぐに転送となった。
俺は、一足先に、倉庫に戻ってきた、
主人はすぐ消えて戻ってきた俺にびっくりしている。
俺の場合は、マルチタイプでなく、専用のクラインの壺を使っているので早い。
魔法陣から凌暁雨が上がってきた。
「お久しぶりでございます、大浩宇(ダー・ハオ・ユー)様、
お元気そうで何よりです」
「そちらも、お元気にお過ごしのようで安心しました」
「積もる話は色々あるのですが、まずはそちらの国王様の返事を」
「そちらが、モルゴンを落とした暁には、私もダンジョンに戻ろうです」
「そうか、私を信頼してくれたということか」
「私にも、国王との極秘手段は持っている、報告をしておこう」
男は、俺の方に向き直って、「君の事を疑ってすまなかった」
「私の名は、大浩宇(ダー・ハオ・ユー)、州広大飯店の主人をしている」
「よろしければ、貴校の名を教えてもらえないか?」
「俺の名は、星野敬太、セブンスターダンジョンのマスターをしている」
「おお、それでは君が、今噂のダンジョンマスターか」
「これも何かの縁かもしれないな」
「それでは、用件は終った、彼女と俺は帰る、縁があればまた会うことになるだろう」
俺と凌暁雨はセブンスターダンジョンに帰還した。
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