第177話 戦火のモルゴン
俺は、アビトラ国ガリに、急いで飛んできた。
村の中は、人が道を歩いており、明るい声がする、
俺は、実体化をして、ギルドの場所を聞いた。
「すまない、ギルドはどこだ」
「うお、あんたどこから現れたんだ」
「この間協会から、治療に来たものだ、ギルドで結果を聞きたい」
「おお、あなたが聖女様か、ギルド案内するから付いてきてくれ」
俺は、この男に案内され、ギルドに来た、ギルド職員が俺をみつけて駆け寄ってきた。
「どうだ、沈静化は旨くいったのか?」
「おかげさまで、流行病は沈静化しました、本当に感謝してもしきれないです」
「ありがとうございます」
「そうか、沈静化は成功か、あれは初手を間違うとズブズブだからな、よかった」
「でも、なんで他に報告しないんだ?」
「流行病は発生から、2週間後に再確認、それまでは封鎖ですからしょうがないです」
まあ、結果オーライだから、良しとしよう、
さあ後はとんぼ返りでホーム戻って、用意だな。
★ ★ ★
俺は、ホームに戻って、斯々然々をうちのモンちゃんたちに説明した。
ミノタウロスが、前回はオーク組みが行ったので、今回は俺たちにしろと言ってきた。
まあ、斧持ってるし、土俵入りはしないだろうからいいか。
俺は、ミノタウロス3体を協会に送った。
協会では、すでにクンリョウさんが待機をしていた。
協会の魔法陣からミノちゃんたち、最後にクンリョウさんを送ることになった。
一足先にモルゴンダンジョンに到達した俺が見たものは、入り口を固める1個分隊であった。
中にも1個分隊相当が入っており、ダンジョンを家捜ししている状態であった。
こりゃ、一戦は避けられないな、しばらくするとミノタウロスが魔法陣から現れた。
斧をバトンみたいにして、グルグル回しながら登場だ。
しかも全員揃ったところで、ポーズまで決めやがった。
お前ら、生前はバトン‐トワラーだったのか?
一方、家捜しをしていた、大三元帝国兵士は、気づき、
「ミノタウロスだと、逃げろ、外まで出れば安全だ」
中で家捜ししいてた連中は、全員が外に向かって逃げ出した。
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