第146話 バーベキュウ2

 「おい、ラン・スウよ、そんなところで落ち込んでないで、飯食おうぜ」

 「マスターがご馳走してくれるらしい」

 「なんでも、外に出て、バーベキュウとかいうのをやるらしい」


 「へ、外なんかに出たら、ものすごい勢いでマナ消費するじゃないですか」


 「いや、マスターに聞いたら、大丈夫だとさ」 「ほらいくぞ」


 外に出たら、穴がところどころに空いた鉄板の上に肉が置かれ焼かれている。

 肉は、色々あり量も豊富だ。

 何でも、焼けた肉に、たれをつけて食べるみたいだ。


 「ほら、ラン・スウよ肉焼けたぜ、落ち込んでないで食え」


 何かこのハサミみたいなもので摘んで食べるみたいだ。


 「う・うまい、こんなの食べたことない・・うますぎる」


 真ん中にいる人間が叫んでいる、やつがマスターなんだろう。


 「こちらに、ビールと水用意してますので、各自取ってくださいね」


 台の上には、ガラスに入ったエールみたいのと水があった。

 みんな、エールみたいなのを持っていって、飲んでいる。


 みんな「うめー」とか歓喜の声をあげていた。


 俺もみんなに習って、エールみたいのを飲んだ。


 「旨い、なんだこれは、肉とエールの連鎖が止まらない」


 「お、ラン・スウお前も飲んでいるのか」

 「味が飽きてきたら、違うタレいっぱいあるから試してみろ」


 俺、こっちに鞍替えしようかな? 今回の責任とらされるだろうし、

 なにより、こっちの方が、遥かに飯が旨い。

 

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