第115話 ライブキッチン
さあ今日は、領主様の歓迎バーティをやってやるか。
ちょうど、ライブキッチン用に鉄板あるし、
肉は、仙○牛だし、ステーキでいいか、さっぱり食べられるように、
おろしとヒマラヤピンク岩塩、それとわさびでいいか、
まあ日本でもお大尽しか食べられないけど、大奮発だ。
さっそく料理長と試食タイムだ、この星では肉はあまり肉を焼いては食べない。
理由は簡単で、モンスターの肉はマッチョなので、脂が少なめで、肉質も硬い、
畜産という考え方もないので、産廃に近い肉しか回ってこないので硬い、
ゆっくり煮込んで、柔らかくして食べるが一般的だ。
料理長に肉を卸してもらったら、びっくりしていた。
「これは、伝説の魔剣ですか?」
「いや、ニ○リのオールステン 三徳包丁(ダマスカス)だけど」
「すごい切れ味だ」
そういえばこっちは、思ったより製鉄技術進んでなくて、包丁とか切れんのよね。
料理長に、とりあえず肉を焼いてもらった、すげーよく焼く、ウェルダン状態だ、
何か勿体無い気もするが、まあいいか。
俺の方も軽く焼いて、レアで、とりあえずなにもつけずに試食だ。
料理長が「生焼けの方が、うまい」と。
今度はレアで、わさびをつけて食べてみた、「うん、うまい」
調理の方向が決まった、大人はわさびで、子供は塩かおろしで・・。
そうこうしているうちに、領主たちがやって来た。
領主は先頭1番がぶりつきである、以下お嬢様の面々が続く、
ライブキッチンのステーキは、サーロイン、ヒレ各約100gにした。
バイキングにも慣れたのか、手馴れた手つきで、欲しいものを取っていく、
もちろん肉も、両方持っていった。
もちろん酒も出してやった、普通は赤ワインなんたけど、
和牛の霜降り肉は、質が高ければ高いほど脂の割合が多くなり、
赤身よりも脂を食べているようなものになる、そうなると、その脂をより美味しくするためには、
赤ワインよりも白ワイン方が合う。
わさびの方は「アンドロー・リースリング」、塩の方は「ムルソー」にしてみた。
VIP室では、美味しい、美味しいと、すくにお代わりに来た、
勿論子供たちにも好評だった。
そりゃそうでしょ、王侯貴族でも、こんなの食べられません。
夜空が綺麗だったので、噴水ショーもやってやった。
領主以下子供たちも、口を開けて呆然としていた。
ミーシャだけは「水の妖精さんにゃ」「すごいにゃ、すごいにゃ」と大喜びだった。
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