第97話 孤児院の引越し
領主様からの、孤児院の移転が決まったのを受けて、
本日はアレーナ港町からセブンスター・ダンジョンに引越しだ。
孤児は全部で20人もいる、世知辛い世の中だ・・。
院長を補助する、準研修員2人も、衣食住保障と、
給料を出すといったら、一緒にくることになった。
彼女たちは、双子の姉妹で、院長の若かりし頃の生徒で、
名前は、マティルデというらしい。
本当は、魔法の絨毯みたいのを出して飛んでいけばよいのだろうが、
時期尚早ということであきらめた。
申し訳ないが、ダンジョンまでの8kmは歩いてもらおう。
そういえば、ドーンした時ユ○クロに、サンダルがあったので、
希望者にはプレゼントしてやった。
「あれ、道が綺麗になってますね」と院長は言った。
俺が整備したのは内緒だ。
まだ暑くはなかったので、大丈夫とは思うが、水のペットは多数用意した。
最初はピクニック気分だったが、後半はだらけたが、何とか着いた。
セブンスター・ダンジョンの門まできたら、マイケル&ミーシャがいた、
疲れた子供をおぶって、学園まで運んでくれた。
結構気の付くやつらだ、あとでボーナスを出してやろう。
それまで、疲れていた孤児たちは、学園と寄宿舎を見て元気を取り戻した。
「なにこれ、すごい」「こっちが私たちの新しい住まいなの?」
「うわーーりっぱ」と色々はしゃいでいた。
院長と研修生もポカーンと口を開けて固まっていた。
「院長と研修生は、個室になりますので、後でご案内しますね」
「マイケル悪いけど、ホテルに戻ってジョアンたちを呼んできてくれるかな?」
「学園の食堂で、歓迎会やるから、来いと」
「はい、わかりました」と言って、マイケルはほてるに戻った。
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