第27話 ダンジョン候補地

 「そうですね、他の星から来られたということで、

ゆっくり候補地を探してください」

 

 「ただ有力な候補地は、すでに取られており、変な所にするとマナの供給が追いつかず、

ジリ貧になりますので注意してくださいね」


 「そういえば、ミノタウロスとかが、いたみたいだったけど、彼はどうしたんだ」

  

 「彼のマスターは非常に、優秀で良い方でした、隣国との戦争に巻き込まれ、

残念ながら死亡しました、それでマナが、ちょうど尽きかけていたところ、

運よく、ギリギリで召還され、後を引き継いでマスターになりました」


 「それと、俺以外も他の星から来たやつがいるということだが、どんなやつか情報はないか?」


 「それでしたら、今うちのダンジョン4位のセルゲイ・ガブロフさんが、

確か地球とかいう星の、ロシアというところから来たとか言っていたような」


 「元いた星の知識を活用して、立派にダンジョンやってますよ」


 おお・超ー嬉しい情報だ、ひょっとしたら地球への帰えれるかもしれない。

超重要な情報に、俺は期待を膨らませた。

 

 「そういえば、星野さんは、ダンジョン見たことないんですよね、

候補地を決めるまでに、ダンジョン見学されてはいかがですか?」

 

 「おおそうだな、できれば、そのセルゲイなんちゃらの所がいいかな」


 「そうですか、わかりました、セルゲイさんに連絡をとってみますね」

 「場所はそんなに遠くはないんですが、歩いていくと時間掛かりますよ。

転送装置は許可が必要なので、ちょっと待ってくださいね」

 

 「いや、たぶん大丈夫だと思う、上を飛んで行きますので、場所さえわかれば」


 「へ、飛行魔法が使えるのですか、すごいですね」


 「でわ、あとで地図お渡ししますね」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る