第三話 属性と特性

3章 世界設定


あの後ケントとヒカリはとある任務を任せれまた3区に訪れた。

2人はとあるビルの屋上でとある犯罪者を待ち伏せていた。

ケントが地面の上で横になっているとヒカリが話しかけてきた。


「八神一等。少し聞いてもいいでしょうか?」


「ヒカリちゃん。別にタメ語でもいいよ。後ケントでいい」


「そう。じゃあケント君。聞きたいことがあるんだけど」


(切り替えはや!)


「あなたの能力ってなに?」


「え?」


「いやだってこれから一緒に戦うんだから能力ぐらい知っときたいわ」


「それもそうか……。ん〜」


ケントはとあることを思い付いた。


「ヒカリちゃん。アカデミーで学んだ超能力学をちょっとおさらいしよう」


「え。なんでよ?」


「いいからいいから。その方が僕の超能力説明しやすいし」


「そうなの?じゃあまだ時間あるし

、いいわおさらいしましょう」


「よし。じゃあまず属性についてだ」



超能力属性


この世界の超能力には属性がある。


属性は現在確認されているので9つある。


火や熱エネルギーの力

炎属性


水や水蒸気の力

水属性


電気エネルギーや雷の力

雷属性


岩や大地の力

大地属性


風や温度と空気濃度、などの力

風属性


金属や無機物の力

鉄属性


生命や人体改造の力

生命属性


重力、音 光 などの物理現象の力

物理属性


魂の力

魂属性


「魂と物理は希少な能力らしいな。

君の能力フラッシュは物理属性だよね?」


「うんそうだよ。でケント君の能力は?」


「自分のことはどうでもいいのね。

まあいいやとりあえず僕は雷属性だよ」


「え?じゃあ雷の力でどうやってこの前の奴の首を飛ばしたの?」


「まあまあ。慌てないで次は特性について…」


「いいから教えてよ」


ヒカリはそう言ってケント胸ぐらを掴んだ。


「え〜。お願いだから聞いてよ。特性についてだよ」


特性


特性とはそれぞれの属性の力の使い方のことである。特性は大きく分けて4つある。


属性の対象の物質を生み出す

放出型


属性の対象の物質を操る

操作型


属性の対象の物に自分の体を変える

変化型


属性の対象の物を吸収する

吸収型


「ただしこの特性に三つ当てはまらない属性がある。それはなんだ?」


ケントがヒカリに質問するとヒカリは自信を持って答えた。


「バカにしないで。それぐらい知ってるわ。生命と物理と魂でしょ」


「そう生命系の能力は自分の体を改造したり他の生物を改造できたりする。

後この前の青鬼のような変身する能力もある。

稀に生き物自体を操る能力もあるらしい。」


「物理系はなんか操作型しか確認されてないんだよね。

あと確か魂系は人間の意識や心を読んだり、操ったりできるんだっけ?」


「その通りと言いたい所だけど、魂系の研究は進んでないからまだ実際の所は詳しくわからないんだ」


「そうなんだ」


淡々と話しを続けているとついにケントはあの話題を出した。


「で僕は二つ特性を持っている。放出型と操作型だ。まず僕は手の平に電気エネルギーを放つ」


ケントはそう言って手の平に電気を流した。ケントの手は少し明るくなり手の平からビリビリという音が聞こえて来る。


「そして操作型の力で電気エネルギーを凝縮させて形を形成する」


ケントの手の平に剣の形をした物が現れた。


「わー。綺麗だね」


彼女にはまるで光る剣のよう見えた。


「これが僕の能力。ビームサーベル」


前回青鬼の首をはねたのはこの能力と

彼の高速の剣技の技術だ。

しかしヒカリある疑問を感じた。


「剣技はどこで学んだの?」


ケントは回答に困ったよな感じだった。彼は頭を抱えて考える。

悩んだ挙句に彼はこう答えた。


「秘密」


「え〜。なんでよ」


「僕にも聞かれたくない過去があるのさ」


ケントは笑いながらそう言ったが何故かヒカリにはこれ以上聞いてはいけないような気がしてきた。


「わかった。これ以上聞かない」


「ありがとう。ヒカリちゃん」


この後もヒカリとケントの会話の時間は続いた。







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エレメントジェネレーション ゼロの執行者と世界の秘密 @syusora

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