みんなホームレスになんかなりたくなかった・・・

 世界には沢山のホームレスがいます

子供の頃ホームレスになりたいなんて聞いた事なんて無い

それはみんな分かっているはず、それでも世界には沢山の

ホームレスがいます、私も短い期間ですがホームレスの経験が

あります、あの頃は街を歩く人を見て私と何が違うのだろうと

思いました、お金も無かったので生活保護を受けるために

生活福祉課の所に行き、まず申請用紙に自分の名前を書いて

生活保護を受けたいと書くだけです、初めてだったので

当時は今からだいぶ前ですが、どんな風になるのか

分からなかったけど職員の対応は酷かったです。


 はっきりと受けさせないようにしたいって言い方と

疑いの表情をして、言動は親身とはかけ離れていました

後で分かったんですが、その人は新規の生活保護を担当する

役割でその後に個人に担当者が付きますが、最初に新規の

生活保護を担当する人はとにかく追い返そうとしてました。


 本来なら申請を出した時点で生活保護を受ける条件を

確認するだけなんですが、私にも知らない家族の住む場所

を調べて国の情報を使って家族に電話をかけて世話出来ないか

を聞きます、私は家族がどこにいるのか知らなかったので

教えて欲しいと言ったけど、家族に拒否されましたので

今でも分かりませんが私が生きている事は家族に知れたので

そこは、それだけでもいいと思いました。


 とにかく、家も無いので寝れる場所を教えてもらい

そこに行くと、びっくりしました、東京都の新宿区でした

ので、近くにありましたが、与えられた私のスペースは

ベット一つ、あとは全部共同生活でした、プライベート

なんかありません、二段ベットで私は上の方で仕切りは

布切れ一枚で3階建てのビルですが、一階は食事する

場所と風呂場があり、食事する場所だけテレビがあって

自分がみたい番組は選べないので、みんなと同じ番組を見る

だけです、それでも東京都は家賃として68000円を生活保護

の金額から引きますベット一つのスペースでもです。


 その中は人が満員でした二階と3階に歩けるスペース以外

全部二段ベットを置いて人をなるべく多く入れようとして

その一人から毎月68000円を取ります、人数を数えて計算

したら300万円を超えてました、食事も出ますが建築現場で

出るような300円くらいの物でお腹いっぱいにはなりません

それにも生活保護から食事代として引かれ、一か月に

私の手元にくるお金は13000円くらいです、服は支給されません

ので、そのお金で生活する事になります、しかも外出するのに

門限があり18時までには戻らないといけないのです。


 これが現実です、路上で生活している人は縛られたく無い

とそこに入って分かりました、朝に起きる時間を決められて

朝と夜だけしかご飯が出ないので、お昼ご飯は13000円から

やりくりします一か月30日として一日に使える金額は500円

も使えませんそれでお昼ご飯を使うとほとんど、残りません

そうやって生活保護自給者からお金を巻き上げてる民間企業

が存在しています、寝る場所には、撮影禁止と書かれた紙が

壁に貼り付けてありました、理由は聞くまでもないと思います。


 これが私が経験した生活保護でした、それから仕事を

見つけて出れましたが、生活保護自給者からお金を稼ぐ民間企業が

存在している事とそこを紹介する生活福祉課に闇を感じて

日本国民で税金を払わない人は生活保護を受けた人からも

お金を奪うと言っても過言ではありません、良く出来た仕組みです

そのビルの所有者を詳しく調べれば、政治家と関わり合っている

人間がいると確信しています、それほどあの生活は酷かった

お風呂の時間も決まっていて、準備待ちです私の私物も

盗まれた事もありました、対した物ではなかったけど

犯人を見つける気持ちすら起きませんでした。


 家賃が払えなくて出て行く前に生活保護を申請すれば

各都道府県によって家賃の条件はありますので、生活保護を受ける

なら調べてから申請してください、私は生活保護法を理解している

のでここに書くと長くなりますので書きませんけど

生活保護法を理解する事は大切です、自分でなくても

アドバイスは出来ますから。

 

『人生には何が起こるか分かりません、自分でもなくても

赤の他人でも、手を差し伸ばせる人になるのは難しくないです

自分だけ良ければ関係無いと思うのは心に余裕が無いと思います

手を差し伸ばして欲しくても、その人は決して言いません

自分が悪いって思っているから、下を向いています』

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