私は三歳で母親が癌で亡くなり施設で育った、顔も覚えて無い施設の子供達は愛に飢えている

大志を抱け！

　今なお青春（せいしゅん）真っ只中（ただなか）の若者に読んで欲しい、大人になる前に。

　清くとはにごりなく不純（ふじゅん）な気持ちを持たず今を

めいいっぱい楽しんで欲しい。

　正しくとは自分を信じて何事でもめげずにやり遂げて

間違った考えをしっかりと調べて流されず声を出せるように

精一杯励（せいいっぱいはげ）んで欲しい。

　青春の時間は短いけれど今その真っ只中（ただなか）にいる時にはこれが

ずっと続くように思うかもしれない、小学生から中学生まで

九年間、高校生はまた違う形の青春がある、それが三年間。

そのあとの人生の時間は何十年もあるから。

　その中に色々と別れと出会いがある、中には辛い時もある

寂しい時もある切ない時もある、だけどもそれも含めて青春だから

臆（おく）することは無い。

　でもこれだけはしないでください。

『いじめです』

短い青春をいじめには使わないでください、そんなことより

個人個人にはそれぞれ違う考えがある事を理解してください。

　青春には初めての人間関係の場所でもあります、そこで

仲間外れにしたりすることは自分の成長によくありません

わかりやすく言うと、そのまま大人になると大人の社会でも

いじめが生まれてしまうからです、いじめていた側がいじめられる側に

なる事があるからです。

　人を知る時間でもあるんです、部活をして自分よりも優れないと

判断するのではなく応援してチームワークを良くすることです

これも大人の社会には必要なことだからです。

　人にはそれぞれ何か一つでも好きな事を見つけることも

大切です、それが生き甲斐（がい）になれれば尚（なお）良いと思います

それが将来的（しょうらいてき）に自分の強みになることが良いと思います

なるべく一人にならないように一人にさせないように

短い青春を大切にしてください。

　後で、あの時すれば良かったと思わないように夢を見つけてください

家族を大切にしてください、大人になると両親との時間が少なくなって

いきます、いつかは独り立ちの日が来ます、両親も歳を重ねていきます

みんなが大人になるように今両親は頑張っています。

　大人になっても両親は子供扱いをしますけど、それは一つの

愛情表現です無下（むげ）にしないであげてください、子供扱いをするのは

いつまでも心配しているのです。

　そんな中でも子供の育児放棄（いくじほうき）する親もいます、それがわかったら

相談出来る大人を探してください、今は他人が助けられる事が

法律で認められました、そこは迷惑だとか遠慮など必要ありません

まずは自分を守る事も大切です！

　私の青春はもう戻る事は出来ません、その当時その日暮らしで

ダラダラ過ごしてしまいました、もったいなかったと激しく思います。

『青年よ大志を抱け！金のためまたは利己的栄誉の為にでもなく

ましてや人よんで名誉と称する空しきもののためにでもない。

知識に対して、正義に対して、かつ国民の向上のために大志を抱け。

人としてまさにかくあらねばならぬ全ての事を達成せんとするために

大志を抱け。』