24話 告白2/2
24.告白2/2
なんとか仕事は片付いたが、土曜には間に合わず、裕子のマンションに着くのは日曜の夜遅くになる。
それでも裕子のマンションに行きたくて、話たくて、克己は裕子に連絡した。
裕子はそれでも待っていると言ってくれたので、克己は飛行機の中でそわそわしながら日本に着くのを我慢する。
荷物を持ったそのまま、空港から裕子のマンションに向かう。
結局、裕子のマンションには夜の12時を過ぎていたが、裕子は夜食を作って待っていてくれた。
「こんな遅くになってごめん」
「高谷さんならいつでも待ってますよ」
「空港からまっすぐ来られたんですね、おかえりなさい、お疲れさまでした。」
「ありがとう」
思わず抱きしめ、キスをした。
愛おしくて、ずーっと抱きしめたかった。1週間がまんしたのが一機に爆発した。
しばらくの間抱きしめ、キスをする。
唇を離し裕子の顔を見て
「裕子、俺と結婚してほしい、今すぐじゃなくてもいい、しばらく付き合って俺の事を見てから判断してもいいから」 どうしても言いたかった。
「私みたいな女でいいんですか? バツイチですよ?」 今思うと裕子らしい
「裕子がいいんだ、好きになったんだ、それに俺もバツイチだろ?」
「それじゃあ よろしくお願いします♡」
「うん」 もう一度キスをした、裕子の目から涙があふれていた。
キスをすればするほど、ますます裕子を好きになって胸が熱くなってきた。
そのままベッドに行き・・・・
この日は朝まで愛し合った。
裕子は俺の胸に顔を赤らめながらぴったりくっついて寝ていた。愛おしい。
起きたところに、俺は裕子に
「もう高谷と呼ぶのはおかしいよ、2人とも高谷になるんだから、克己でいいよ」
「はい、克己さん♡」
それからは、時間があるたび裕子のマンションに行き、休みの前から泊まり次の日はデートして過ごす。
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