神様
ねぇ 神様
あなたはいつも わたしたちみんなを
見守ってくれているって
本当かな
困ってもいても 助けてくれないし
泣いていても 慰めてくれないし
お願いしても 聞いてくれないけど
ねぇ 神様
わたしね 小さい頃
神様になりたいって 思ってたんだよ
誰かの役に立ちたくて
誰かを笑顔に できたらいいなと
でも
ねぇ 神様
ほんとはきっと 大変だよね
ただひたすらに 見守るってこと
なにもしないで
公平に
全てをただ 見守るなんて
喜ぶことも
泣くことも
憤ることさえ
できないなんて
ねぇ 神様
わたしきっと 間違ってた
わたしには 人間には
絶対に絶対に できないから
ただ 見守っているだけなんて
そしてすべてを
愛し 赦し 受け入れるなんて
でも
そんな存在がもし本当に
在ってくれるとしたならば
それやはっぱり みんなの救いで
だからみんな
神様に 祈るんだね
神様に 願うんだね
神様に 泣きついて
神様に 恨みごと言って
神様なんか と言う人でさえ
やっぱり 縋ってしまうんだね
神様 いつもありがとう
あまりいい子じゃない わたしだけど
これからもどうぞ よろしくね
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