第448話 アリシア2
国を脱出した後も部下はひとり、またひとりと死んでいく。
もうお前達の仕えている国はないんだぞ。
どうして命を賭けて我を守る。
なんなら我の亡骸を反逆者どもに受け渡したら褒美がもらえるのでは?
旅の途中でこの事を部下達に伝えると、本気で泣かれてしまった。
あの時は必死に謝ったが、心の中ではずっと自問自答していた。
その後、この国に辿り着いてから事件は起きた。
路銀が尽きたのだ。
この時、部下達は娼婦になって金を稼ぐと言い出した。
まさかの言動に本気でビックリした。
我を命懸けで助けてくれた者達を娼婦にするなど‥。
代案として我が奴隷に落ちる事を提案した。
もちろん大反対にあったが、駄目なら舌を噛むと言って渋々納得させたのであった。
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