神ですが何か?
第117話 神化
か、神ですが何か?
混乱していたので思わず変な事を口走ってしまった。
使徒化でとどまらず、神化までするとは‥。これは予想外の展開だ。
神になったらスローライフとかおくれないよね?
もうタイトルも『神になったけど‥』的なのに変更するレベルだよ。
もしかして指先一つで世界を滅ぼしたり!
『それは出来ない。』
「デスヨネー。」
『そもそも、その世界はワシの作った世界じゃから好き勝手出来るのは、作ったワシだけじゃ。しかもお主は神なりたてじゃ、まだまだ赤子じゃよ。』
「なーんだ、それだったら使徒とあまり変わらないじゃん。ビックリして損したよ。」
『まぁ、好き勝手出来んが不老不死じゃよ。どんなに細かく砕かれようと、すぐに再生するぞ。』
「そこは、細かく砕かれないようにして下さいよ。」
『ん?何だ、思ったより冷静じゃの?もっと騒ぐと思っとったのだが‥。』
「まぁ、使徒化した時から神化もありえるかと思ってました。ただ、だったら最初から神で良かったのでは?」
『ワシは使徒にもするつもりはなかったのじゃが‥。他の神がお主の事を気に入ったようで多数決で神化が決まったのじゃ。まぁ、数万年もすればレベルも上がるだろうから、そうなったら神界にもこれるじゃろう。ちなみに神界にきたらお主を気に入った神と結婚することになるぞ。』
「謹んでお断りします。」
『無理じゃ!あやつらはワシより上位の神じゃから断れん。まぁ、神の結婚はおあそびのようなものじゃから、あまり気にせんでいいぞ。』
もう数万年後の事なので、無視しよう。
「あっ、子供の件はどうなりますか?神って子供作れるんですか?」
『もちろん作れるぞ。ただし、子供が神化することはないぞ。』
「良かったー。ぽんぽん神様が出来たら大変ですからね。」
『あと子供は出来るには出来るが、妊娠しにくくなっとるぞ。』
「えっ、何でですか?」
『お主と結婚予定の神達が嫉妬しての‥。まぁ、一種の呪いのようなものじゃ。確率はかなり下がったのでお主が頑張るしかないのう。ファイトじゃ!』
ファイトって言われても‥。嫁達に出来にくいと伝えたらどうなるかなぁ。ショック受けるだろうなぁ。
『まぁ、神化したからってあまり気にしない事じゃ。』
あっ、何か違和感があると思ったら左手と目がいつの間にか回復していたよ。
まぁ、とにかく皆んなに事情を説明しよう。
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