かの文豪、芥川龍之介の著書「蜘蛛の糸」の現代版を現代版として蘇らせた本作。短くも端的に、“人間なんてこんなもの”を表現されているところが素直に沁みる。人の作りし、人ではないものの方がより人間らしいところもニヒリズムが利いている良作です。