第9話 誰かの声①

「久しぶり。何年振りかな?もうすぐ全員にヒントが与えられる時間になるんだけど。うん?なんで、これで通話できることを知ってるかって?それは……、今は詳しくは言えないね。最後まで生き残ることができたら、その時に話すことにする。それで、いきなりで悪いんだけど、君にお願いしたいことがあるんだ。自分の分だけ、ヒントを難しくしてくれないかな?え?あー、確かに、協力するメリットが君にはないね。じゃあさ、もし、協力してくれたら、君のおじいさん、殺した真犯人教えてあげる。記憶によれば、加害者の家族が警察関係者だったから、事件そのものがもみ消されたんだよね。でもね、その犯人、今回のデスゲーム参加者の中にいるんだ」

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