第13話 多数決の国
バイクを走らせ、少し行くと煙に覆われ廃墟と化した街があった。
周りを見わたすと、誰もいなかった。
「次の町に向かうか。」と心の中で考えていると、どこから現れたのか、一人のおじいさんが声をかけてきた。
「そこの若者よ話を聞いてくれ」とユニカに向かって言ってきた。
正直めんどくさいと思ったが、この町の経緯が聞けそうだったので、少し興味があった。
こちらが、いいという間もなくおじいさんがしゃべりだした。
「この町がこうなったのはな~理由があるんじゃ。」
少しぼけているが、続きを聞くことにした。
元々は人が栄えとてもいい国で、優しい国王が仕切っていた。
2代目になり、町の人と一緒にルールをつくりたくなったのか多数決で決まることに
なった。
多数決と言ってもただの多数決ではない、反対した人は王族に殺されるのだ。
勿論反対した人数分また別の国から意気投合した人を連れてくるそしてまた殺されるの繰り返しだ
そうすると次第に、多数決自体が反対になりだした。
そうすると次第に意気投合する人も減り逃げていく人もいたそうだ。
逃げそびれて殺された人もいたらしい。
そして最後に残ったのが、この老人。さすがに行き過ぎたことをしたようで2代目のこのおじいさんだけがこの町に残っているそうだ。
色々話を聞き、最後にこの町に住まないかと言われたがさすがに怖すぎて断り、
次の町に向かった。
話を聞く感じ、ひどいときは貿易するかしないかで死者が出たり、お祭りでいけにえとかもあったらしい。まあとてもひどい国になっていったらしい。本人は反省の自覚なさそうだった。
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