妖精たちが笑う島

作者 桜庭ミオ

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★★★ Excellent!!!

好きなこと、やりたいことをのびのびとやり、堂々と口にする。それは、誰にでもある当然の権利だと思います。
しかし残念なことに、実際はそれができないこともしばしばあるのです。

本作の主人公ツムギは、スカートをはけば女装と言われ、男の子みたいだとからかわれ、おかげてかわいいものが好きだと言えなくなり、絵も描けなくなってしまいます。

そんなツムギが家族で引っ越してきたニャハハハ島。そこには、妖精がたくさんいるという噂がありました。
たくさんもなにも、そもそも妖精なんて実在するのかと思うかもしれませんが、この島では、そんな不思議なものが、とても身近にありました。

今まで見たこともない不思議な存在に、それらとの出会い。それらは、ツムギの心に大きな変化をもたらします。
好きなこと、やりたいことのできる楽しさと喜び。本作を見た人は、それがいかに大事なものか再確認できると思います。

★★★ Excellent!!!

子供たちを見守る視線が温かく、読んでいてとても微笑ましい気持ちになりました。
登場するキャラクターはどれも個性的で可愛らしく、妖精、ユニコーン、王子など、誰もが子どもの頃に一度は憧れた世界がここにはあります。
また、色彩にとても気を配って書かれていて、絵画的な美しさを感じました。
虹色に輝く子供たちの成長の日々を、皆様も見守ってみませんか?
きっと温かい気持ちになれると思います。

★★★ Excellent!!!

意地悪な男子から男みたいだとバカにされ、好きなものを好きと言うこともできない、辛い日々を送っている女の子、ツムギ。
だけど親の転勤でニャハハハ島で暮らすようになって、ツムギの日々が色づいていく。

ニャハハハ島は、不思議な島。
優しい人や妖精、ユニコーンと共に過ごす毎日が楽しそうに描かれていて。最初は妖精のことを信じずに面白くなさそうにしていたツムギも、たくさんの人や不思議な者達と出会うことで、徐々に変わっていきます。

島で暮らすツムギの日々を、どうか見守ってあげてください。

★★★ Excellent!!!

主人公ツムギは見た目のせいで、男の子みたいと、よくいわれてしまう女の子。
本当はかわいい恰好が好きだけど、女装だってバカにされるのでスカートなどはさけてしまう。

そんな彼女が、お父さんの転勤をきっかけに引越しすることに。場所はニャハハハ島。なんでもその島には妖精がたくさんいるって噂があるようで……? 

最初は島の雰囲気に怯え気味だったツムギも、友達ができたり、異世界の住人に会ったりしているうちに、この島での生活にも慣れていきます。

妖精に会いたいお父さんと、にぎやかすぎる大家さんなど、人間側もキャラがユニークなのですが、異世界に行ける島なのでそちらの住人たちも個性的。

なによりネーミングが可愛い。ニャハハハ島って……なんて楽しい島の名前なんでしょうね! 他にも愛らしい名前が次々と登場します。

ツムギの経験にはつらいものがあるのですが、自然の描写など、やわらかくほんわかした雰囲気もあって、とても読みやすかったです。