一度は手放したGペンから、夢の続きが創り出される
- ★★★ Excellent!!!
小学校の先生である河谷奈帆斗は、授業中に漫画を描いていた児童から自由帳を没収します。放課後に自由帳を取りに来た児童と、彼の漫画を楽しみにしている小さな読者の姿を見て、かつての友・太田誠の面影を思い出すのでした。
少女漫画家を目指していた奈帆斗に、編集者になって一緒に夢を叶えることを誓ってくれた太田。
偶然再会した太田は、夢を追うことをやめてしまっていた奈帆斗に名刺を渡します。
以前味わった苦しい記憶。抑え込んでいた描きたい衝動。複雑な思いを抱えているからこそ、無邪気な子どものころのように自信を持って漫画家への道を進んでいくことは難しいもの。そんな社会人の苦悩がリアルです。
夢をあきらめたくなるとき、このままでいいのか不安になるとき、背中を押してくれる青春小説になるはずです!