怪奇百景

作者 斑猫

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★★★ Excellent!!!

『第5話 こっくりさんはヤバかった』で、フト蘇った俺のビターな思い出。


コックリさんねえ。
ヤッタやった。
もうヤリまくりました。

あの頃はもう俺の地元も、空前の心霊現象の流行、最高潮!

心霊写真の写真集。
恐怖実体験の小説。
テレビの恐怖体験特集。
そして、恐怖漫画。などなど。

俺も、つのだじろう先生のマイルストーン、『後ろの百太郎』全巻持ってたよ。

ある日の晩、俺の父さんがナンカ機嫌が悪かったんだね。多分。
茶の間で一緒に居て、俺は後ろの百太郎を読んでて。
で、父さんが急に俺に怒り出して。

『オメ、そんなの読んでっから駄目なんだあ。そんなの読むな!変になるがら!キモジワリッ!』

と言って俺の手にする、後ろの百太郎を奪い取って、見事に粉砕。
そして、それだけでは腹の虫が満足しなかったのですな。そのまま俺の部屋へと直行。


天晴れ。
全ての、つのだじろう先生が虐殺されてしまいました。


そんな父さんも今は天国。

つのだじろう先生と一緒に、盃でも交わしてさ、仲直りしてよ。


息子