親父はコロナではなく医療崩壊に殺された。それでも親父は最期に僕を三度救ってくれた。

作者 けーすけ

病で不幸になる人がいなくなればいいのに

  • ★★★ Excellent!!!

 このエッセイは、自身の父親が新型コロナに罹患し、悲しいことに亡くなってしまう顛末をつづったものです。
 辛かったのだと思います。感情的なこともつづられております。
 ですが、自身の感情をなるべく抑え、ありのままの事実を伝えようとしてくれています。

 巷では、新型コロナにかかっても、病自身の危なさをアピールするだけの体験談が溢れています。
 危なさが前面にでているため、実際にどんな問題がおきているのかは、言い方が悪いですけれども、隠されてしまっている。そんな感じがします。
 私たちが本当に必要なのは、ありのままに起きていることを知り、そこにある問題をどう解決するのか。そういうことかもしれません。

 このエッセイは、そうしたことを教えてくれる、とても貴重なものだと思いました。

 正しく恐れる。そうだと思います。
 そして、病で不幸になる人たちが、少しでもいなくなることを祈っています。 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

その他のおすすめレビュー

みかんあきさんの他のおすすめレビュー 324