【幕間】 西城高校の4人
※ 先に謝っておきます。ごめんなさい(*T^T)
※ 読み飛ばしても大丈夫になってます…
「うおーーーっ!! 坂本琢磨やで!!」
「琢磨……いきなりどうした?」
「陽一郎! 何言ってんねん! 俺等の出番や!」
「「そうだよー! 僕達の出番がない!」」
「翔に翼もそう思うやろ! だっておかしいやろ?」
「琢磨、何がおかしいんだ?」
「第5話のタイトルや!『斎藤晃太』って何やねん! 先に坂本琢磨やろ!」
「「それなのに何で『西城高校の4人』なの?」」
「そうや! 俺達の方が重要人物やろ! この扱いは何やねん!」
「少し聞いて来たけど、斎藤さんはな……大事なんだよ」
「意味が分からんわっ! 誰に聞いたんや? そんで、陽一郎は何で居るんや?お前はキャプテンやし、寛人と同じクラスやろ! 出番ありまくりやないかっ!」
「お前達だけじゃ収集がつかないって、呼ばれたんだよ。寛人を呼ぼうとしたんだけど逃げ……いや、リハビリに行くって言ってた」
「「そんなのはいいよ! 何で久しぶりに出たのに僕達は2人で1セットにされてるのさ!?」」
「双子だからだろ? 区別が付かないし、面倒だったんだろ?」
「「酷いよ! もういい! いくよー!」」
「山崎翔。普通科で8組で遊撃手でっす!」
「山崎翼。普通科で8組で二塁手でっす!」
「ほら? ポジションと名前以外は変わらんじゃないか」
「俺も! 俺もや! 坂本琢磨やで! 工業科の7組や!」
「それじゃ俺は田辺…『陽一郎はいらんやろ!』…」
「「そうだよー!」」
「はぁ……もういいか? 俺は帰るぞ?」
「分かったわ! 帰りにタコ焼き食って帰ろーや。ええ店見つけてん」
「「行くーーー!」」
「分かった。場所はどこなんだ?」
「部活の帰りに、中央公園の中で最近見つけた出店や! 名店やで!」
「琢磨、何でそんな所まで行ってたんだ?」
「駅に行ってる時に腹が減って、メシの事を考えながら歩いてたら、駅を過ぎてもうてん! 気付いたら公園やったわ! ハハハ」
「「琢磨だからねー!」」
「それじゃ行くか。市内でも最大の西城中央公園か。東光大学附属病院の前だよな。中には球技場や陸上競技場、体育館もあったな……西城駅前は市内でも一番の繁華街で、駅には大型のショッピングモールがあり、西城駅を中心に各地へ鉄道も走り、西城高校は駅から西側。東光大学附属高校は東側。大学と病院も近くにあったよな」
「陽一郎は誰に説明してんねん。そんなん誰でも知ってるやろ」
「ここまで球場と病院しか場面がなかっただろ? ついでに頼むって言われてな」
「陽一郎、誰に言われたのさ?」
「さっき前から歩いて来た知らない人」
「何を行ってるのか分かんないよ!」
「何で知らん人から頼まれてんねん!」
「もういいよ! タコ焼き食べに行こうよー」
「早く行こー」
「何でもええわ、早く行くでー」
4人は部室を出て西城中央公園に向かった。
――――――――――――――――――――
はい。やらかしてしまいました…
言い訳なんです…私の中で琢磨が…琢磨が…
出番をよこせと訴えてくるんです……
書いてる時に「あっ!ずっと入院だったし、市内の説明も一緒に入れたら良いかも」と思った訳ではないんです……(*T^T)
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