第12話 巫女と神々との繋がり

ひかり「シヴァ様!

    今、シヴァ様、

    何か私に話かけた?」


シヴァ「何か、聴こえたのか?」


ひかり「何か、聴こえてきたのよ!

    シヴァ様じゃない感じ。」


シヴァ(いよいよか。。。始まった)


中筒「シヴァ、お不動様、

   ひかりの能力を更に開く。

   よろしくお願いする。」

シヴァ、お不動様「わかった。。。」



ひかり(何か聴こえてくる。

   嫌な感じはしないけど、

   誰だろう。。。

   何人かで会話してる??)


ひかりはその声がする方に集中する。

それは、男性達の話声だった。


内容から、自分の事を話されているのが、理解できる。。。


一体、誰だろう。。。


(ご先祖様でもいるのかな?)


ひかりは、そんな事を考えていた。


須佐之男命「ひかりは、俺達が出てき

    て、話せるとなると、びっ

    くりするだろうなぁ。」


中筒「怖がらなければ、よいのだが

   。。。。」


三輪様「まずは、様子を見ねばな。」


ひかり(な、なんなの?

    だ、誰?

   なんで、私の名前、知ってる?

   。。。)


中筒「シヴァ、ひかりには、我々の

   声が、聴こえるようだな」


シヴァ「あぁ。

    しっかりとな。

    聴こえるようだな。」


中筒「ひかり。。

   私の声を聴き取れるか?

   私の名は、『中筒男命』である

   そなたに縁のある神である。」


ひかり(な、なかつ、、つ?、、ん?

   誰やねん!

   か、神??、、神様?、、)


中筒「そうだ。

   『中筒男命』だ。

   私は、そなたを育てている。

   そなたは巫女であり、

   神の遣いの者なのだ。」


ひかり「あなた様は、本当に神様?

    私は、神様の遣いの者?」


中筒「そうである。

   今すでに出てきている、

   シヴァ神、同様、我々

   神々の遣いの者であり、

   巫女なのだ。」


ひかりは中筒男命の話す事に静かに耳を傾ける。


ひかり「私が巫女なのはわかりまし

    た。ですけど、私に、何か

    をしろと?」


中筒「そなたにしてもらいたい事は

   おいおいに、知らせるとしよ

   う。 まずは、今の自分自身

   を受け入れねばならない。」

ひかり「自分自身?」


中筒「今開いている、眼には視えな

   い世界の者達の声を聴く事

   が出来る能力だよ。

   この能力を受け入れ、

   正しく使い、

   眼には視えない者達の声を

   聴き、仏様にお返ししたり、

   人々に何か役立つような。

   そのような事をして欲しいと

   考えているのだ。」   


ひかり「私に、そんなだいそれた事

    出来るようには思えないの

    ですけど。。。」


シヴァ「何も、ひかりが、独りで

    するわけじゃねぇよ。

    声を聴く事で、何かの

    きっかけで、救われていく

    方もいるからな。」


そうなんだ、ちょっとした事で、

この世界から中々こちらの、仏様の元に帰らずにいる御霊を返す事が出来たりするんだよな。


それに、霊能なんてなくても、

視えなくても、声が聴こえなくても

心さえ運んであげれたら、

それだけでも、、

救われていく御霊達もいるんだ。


ひかりには、あえてそんな御霊達と話をしたり、、、


帰るきっかけを作ってあげてほしいんだよな。。。


中筒「さぁ、ひかりよ、

   神仏達と共に、始めようぞ!」


いよいよ、始まる!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る