ご縁があり、この物語に出会いました。読み終えましたので、レビューさせていただきます。
本作はタイトルの通り、トイレの花子さんとメリーさんがガチンコのタイマンを張る物語になります。
日本人なら誰でも知っているトイレの花子さんと、もしもしわたしメリー、今あなたの後ろにいるの。しかし彼女らのどちらが上か、と聞かれたら首を傾げる方々が多いでしょう。
ならば戦うしかあるまいッ! 決着をつける以外に道はないッ! 戦わなければ生き残れないッ! はい、実にわかりやすいですね。
しかし実は、そんな彼女らの間には一人の少女がおり……この先は、是非是非本編でお楽しみください。
二人の戦いの決着は!? 怪異に格上とか格下とかあるのか!? そんな合間に挟まれた少女とは!?
他の皆さんも是非読んでみてください。
花子さんとメリーさん。
とっても有名な二人のお方なので、こちらのレビューをお読みの方で知らない方はいないのではないでしょうか?
実は私、知りませんでした。
いえいえ、もちろんお二人の存在は存じておりますよ。
この二人が実は知り合い同士で、知り合いどころかどつきあい同士であったなんて。
主人公である少女が見守る中、十月も終わろうとする深夜の高校のグラウンドで行われる決戦。
互いに譲れない思いを抱き、繰り広げられる二人の死闘。
この結末を知りたくてきっとあなたも読む手が止められないはず。
遠慮はいりません。
この怪異の世界への扉は、あなたが開いてくれるのを待っているのでしょうから。