君のために用意する家

作者 武州青嵐(さくら青嵐)

傷ついて、多くのものを奪われかけても。また歩きだしていける、愛しい人と

  • ★★★ Excellent!!!

自分の意志を殺してずっと従順な妻として仕えてきた軍人の夫を失ったヒロイン・多紀。
だが、葬儀で明らかになったのは、死んだ夫が愛人を作っており、子どもまでもうけていたという事実だった。
突然、現れた愛人とその子どもに、住んでいた部屋も遺産も奪われそうになる多紀。

国の制度により、そんな彼女にお見合いを申し込んだのは「断られたくてお見合いを申し込んだ」と妙なことを告げる青年軍人の渋谷だった。

生前も死後も夫に傷つけられてきた女性と、まるで大型犬みたいな人の好い青年。
そんなお互いに歩み寄り、ともに幸せを見つけようとする日々が始まる――。

ヒロインの多紀さんの境遇が、本当に気の毒で。
もう亡くなっているので文句の言いようもないのですけれど、それでも「ひとこと文句を言ってやらなきゃ気が済まない!」という気持ちにさせられます(><)

最初は何もかもを諦めている多紀さんが、少しずつ前を向いていってくれることが本当に嬉しくて。
彼女が幸せへとたどり着くまでの道のりを、どうぞ見守ってあげてください(*´▽`*)

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