君のために用意する家

作者 武州青嵐(さくら青嵐)

思わず涙

  • ★★★ Excellent!!!

こんな未来、あるかもしれませんね。
軍というものは、現代日本でのんびりかき氷を食べている私には遠い存在なのですが。仮にあったとして、命を落とす人がいて、遺族年金支給の負担に国がアップアップしたら、確かにこんな組織作りそうだわ!と、ぽんと膝打ち、設定に唸らされながら読みはじめました。

スタート直後、なんだか疲れはててしまったような主人公に、え、大丈夫かしら、と思うのですが。
いや、そりゃあ疲れはてるわ!というぐらい、ひどいことになっています。故人に文句言うのはいかんのかもしれませんが、ちょっと現世に戻ってきてそこになおれー!と殴りたいです。
そんな主人公が、ゴールデンレトリバーみたいな気は優しくて力持ちな素敵なかたとお見合いをするところから始まります。
いやいや、こんないい人がフリーでお見合いに出会い求めるとか無かろうよ?というところは、読み進めていくと解消されます。解消されたついでに、私はボロボロ泣く羽目になりました。とくに、終盤とある人物のことで、ダッシュでタオルを取りにいくことに。

文章はとても読みやすく、長さを感じずぐいぐい読めます。それでいて、登場人物それぞれの感情がぐっと伝わってきて、笑ったりしんみりしたり怒ったりと大変忙しく拝読しました。(と、過去形で書きましたが、まだ連載中です)

今からでも完結に間に合う読みやすさです。おすすめします。

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