第5話…イラン攻め…エピソードⅡ

1369年5月中旬の月曜日午後10時…メルブの街


アリョーナの勧めにより、朝夕の格闘技の訓練の後ペニスの訓練を始めた。


ペニスがデカくなる訓練だと云うがこれ以上デカくなっても困る。


アリョーナにその事を伝えると一定以上は大きくなりません。


鍛えられるだけです。そう云うのでやってみることにした。


熱い油とバターを温めた布地に置き、これに羊乳をかけたものでペニスをこする。


また血液がペニスに向かうように天然樹脂(やに、ジフト)を貼り付ける。


天然樹脂の粘性の故に血液がそこに留まり、その脂肪分によって血液が濃くなる


ようにするためである。これを毎日、朝夕繰り返す。


ヒルを汁のあるヤシの殻にひたして1週間位おいて干したもの、あるいは乳状の液


をもつヒルガオ、山メボウキも役に立つ。アリョーナに毎日、朝夕やらせた。


その結果大きさには変化がないが芯から硬くなった。アリョーナに云わせると


弾力に富んでいるが握るとそのまま跳ね返されるような硬さだそうだ。


朝夕の訓練の後は4人位相手をして貰わないと収まらないようになった。


古馴染みの妻達を呼ぶ方が良さそうだな。


アドリアンはラドミラ34歳、スネジャーナ47歳、ライサ49歳、タマーラ37歳、


ファイーナ36歳、フョークラ34歳、ルフィナ34歳、ソフィア34歳、


ラドヴィガ44歳を呼んだ。シェケル・ハトゥン33歳、トゥグディ・ベグ19歳、


ソユン・ベグ17歳の3人を呼び、事情を説明したお前達でないと収まりがつか


なくなった。一人一人に握らせて確認させた。


スネジャーナが「私達の内4人もお子を授かっている者が居ります。


5人目を孕んでも良いのでしょうか。」何人生んでも大丈夫だ。


いや10人に制限しよう。皆どっと大笑いした。


ウスティーニャ以外の古女房と共に1ヶ月を過ごし英気を養った。


夏8月になればボオルチュと合流し、カーブル、ガズニー、カンダハルを攻める。


カーブルは要衝で戦略的にも重要な場所だ。バルフ、クンドゥーズ、


バタフシャーンとカーブルの間にはヒンドゥー・クシュ山脈がある。


この山脈を7つの交易路が越えている。


カーブルはカンダハルと共に、インドに通じるキャラバン路の要衝だった。


カーブルとカンダハルは遠い昔からヒンドゥスタンインドの門と考えられた。


カーブルはトゥランアムダリア川以北側、カンダハルはイラン側から開かれているのであって、


この2地点を守ることによってインドは安泰を保つ事が出来る。


ムガール帝国の創始者バーブルの自伝バーブル・ナーマによると


「カーブルの気候は誠に快適である。カーブルのような気候は世界では他に


知られていない。夏でもコート無しでは寝られない。


冬はまず雪が大量に降るが極端な寒さはない。


サマルカンドやタブリーズも快適な気候で名高いが、其処には厳寒がある。


ヒンドゥー・クシュ山麓には色とりどりのあらゆる種類のチューリップがある。


私は一度その種類を数えさせた。32,3種類のチューリップが算出された。


またかすかな紅薔薇の香りをたちのぼらせる一種のチューリップがあった。


私達はバラの香りのチューリップと呼んでいた。」


アドリアンはバルフに向けて出発した。


1369年5月下旬の日曜日午前10時…バルフ宮殿


ボオルチュと合流したアドリアン達はラクダ部隊を組み、


徒歩でカーブルに向かった。


ヒンドゥー・クシュ山脈を越えるには騎馬では無理なのである。


ヒンドゥー・クシュ山脈を越え、カーブル盆地に入った。


そこで地元の政権軍と応戦したが、何とか殲滅する事が出来た。


バーブル・ナーマによると「カーブル地方には様々な種族が居る。


渓谷や平野にアイマク、チュルク、アラブが住んでいる。


町や村にはサルト、また別の村々や地方にはパシャイ、タジク、ビルキ、


アフガンが住んでいる。ガズニーの山中にはハザラとニクデリがおり、


そのある者はモゴール語を話している。東北簿の山中には、カトゥイル、


ギブリクなどのように、カフィルの住む村があり、南にはアフガンの集落地がある。


カーブル地方では11ないし12の言葉が話されている。アラブ、ペルシア、チュルク、


モゴール、インド、アフガン、パシャイ、パラジ、ギブリ、ビルキ、ラグマニ、


など。私の知る限り、他のいかなる地方でも、これほど様々な言葉を話す様々


な種族の住む所はない。」


後続部隊が来るのを待ち、軍政長官と1万名の部隊を残して先に進んだ。


ガズニー、カンダハルと攻め滅ぼした。妻妾達を全員側女にした。


此処で宮殿を建設し、休息を取る事にした。


1369年8月中旬の日曜日午前10時…カンダハル宮殿


カンダハルに向かう途中で


奇皇后、エミリア29歳、エヴドキヤ・オブ・モスクワ16歳…モスクワ大公妃、


アグリッピナ・オルゲルドヴナ29歳…スズダリ王子妃の4人が産気付き、


心配したが無事に全員が出産した。


奇皇后の子には偉大なる大カーンの名を頂き、フビライ・テムル…男0歳と


名付けた。奇皇后にはイラン・イラク征服後にフビライを高麗王にすると告げた。


エミリアの子は…キーラ女0歳、エヴドキヤの子は…クラーラ女0歳、アグリッピナ


の子は…クセーニャ女0歳と名付けた。


全戦闘員に金のインゴットを10枚ずつ支給した。


宮殿がやっと完成し、10万頭の馬も確保できた。


ムルジャーニャの息子ムルガタイ15歳を呼んだ。


妻妾達の内でアドリアンが手を付けていない者を選び、ムルガタイと結婚させた。


ムルガタイをカンダハル地域の軍政長官に抜擢した。


ムルガタイは謹んで拝命し、ムルジャーニャは大いに喜んだ。


年俸を金のインゴット100枚支給した。軍政資金として金塊1トン与えた。


2人のためにアドリアンは祝宴を催した。


野菜と果物をふんだんに使った料理と薬酒及び蜂蜜酒を提供した。


後宮の個室食堂でアドリアンと妻妾達はアリョーナ特製の料理を楽しんだ。


夜伽はスルターン・アーガーを呼んだ。


まむし酒とはぶ酒及び豪華な酒の肴を楽しみながら色々語らった。


5分も経たない内にスルターン・アーガーはエキスが効いてきて我慢が出来なく


なっている。2人とも裸にして69の体制でペニスを喉の奥まで咥えてディープ


スロートして来た。気持ちが良くなってきたが、特製ローションを塗りたくった


ペニスと両手指と大きな太い広い舌でスルターン・アーガーを、責め立てる。


3本の指で膣の中の奥深くを掻き混ぜ、エキスを行き渡らせ、2本の指で肛門の


中ぜんぶと奥深くまで犯してしまい。大きな太く広い舌でべろんべろんとおめこと


クリトリス及び肛門を舐めしゃぶり、スルターン・アーガーは大声を張り上げ


ながら大絶頂して潮を吹き上げた。アドリアンはスルターン・アーガーを


抱き上げて、ベッドに上に仰向けに寝かせ、巨大なお尻の下に枕を敷いて、


両足を90度に上げさせて両太ももを抱えた。


ペニスをおめこと肛門に交互に突き立てた。


スルターン・アーガーは衝撃で大きく飛び跳ねて、


連続で大逝きを繰り返し身体を大きく反りくり返らせた。


アドリアンは着実にペニスを膣の中の奥深くに突き立て、


力強いピストンを何度も何度も繰り返してスルターン・アーガーを


大絶頂の嵐に追い込み、耐えられない快楽地獄を味あわせてアドリアン


に対する絶対の忠誠と限りなき愛を誓わせた。


上に乗ってスルターン・アーガーの身体の感触を楽しみ、


ペニスを膣の中奥深くまで差し込んで、おめこを存分に味わった。


スルターン・アーガーもアドリアンの素晴らしい肉体を撫で回し


全力で愛撫する。アドリアンは舌を舐めしゃぶり、乳房を揉みながら


愛撫して乳首を噛んで舐めしゃぶる。スルターン・アーガーは堪らず


、大声を張り上げて大絶頂した。アドリアンは許さず、勇気りんりんで


責め立て、どんどんピストンするとスルターン・アーガーは息も絶え絶え


になりアドリアンに「もう駄目。逝きすぎて苦しい。許して。


少し休ませて下さい。お願いです。」


アドリアン「何処に行っても、私の妻であることを忘れてはならない。


神にかけて誓え。」スルターン・アーガー「誓います。私は貴方のものです。


永遠の忠誠と愛を誓います。」


アドリアンはスルターン・アーガーを許し、休ませた。


ペニスを突き立てたままで、スルターン・アーガーを上に乗せて優しく背中を


撫でて愛撫した。スルターン・アーガーは上からアドリアンに被さって


キスをした。舌を舐めしゃぶり鼻を鳴らした。


興奮覚めやらぬ様子でアドリアンにしがみつき愛を求めた。


アドリアンは下からスルターン・アーガーを突き上げ、スルターン・アーガーは


起き上がり大きなお尻をどんどんとペニスに落とし、繰り返しぴすとんして、


自ら大絶頂して気絶した。アドリアンもどくどくと大射精して果てた。


1369年9月中旬の日曜日午前10時…カンダハル宮殿


ムナー34歳、ムニーラ37歳、ムルジャーニャ39歳が産気付き無事出産した。


3人共可愛い女の子だ。順にヴィクトーリャ、ガリーナ、ジアーナと名付けた。


異母兄弟、異母姉妹が紹介された。


ムナーの長男ヴィタリー17歳、長女ムニータ16歳、次男ヴラドレン15歳


ムニーラの長男ヴコール19歳、長女インガ18歳、次女イリーナ17歳


ムルジャーニャの長女イライーダ21歳、次男ジハード13歳、次女イーヤ19歳


アドリアンの親衛隊に入隊させ、10戸長とした。


イスファハーン攻略の手立てはバグダッドと同じくベルディ商会で行うことにした。


交易商人をイスファハーンとバグダッドに大量に送り込むのである。


現地の交易商人を殆ど抱き込んである。


近郊の農家や牧畜民等から食料を大量に買い込み都市近郊の地下に備蓄している。


テムジン、ムカリ達には兵糧攻めを指示している。


場合によってはカナート「カレーズと云う所もある」を閉鎖する積もりだ。


カナート地下水路


カナートとは、イランの乾燥地域に見られる地下用水路のこと。


同様のものをアフガニスタン、パキスタン、ウズベキスタン、


新疆ウイグル自治区などではカレーズといい、北アフリカではフォガラという。


乾燥地帯で一滴の水も無い砂漠であっても、その遥か彼方に、峰を雪で覆われた


山々が連なっている所もある。


暖かくなると峰の雪解け水は、集まって川となって流れ出す。


が、熱暑の砂漠地帯に入った川は、大半が蒸発してしまう。


また流れ続ける川も、何時しか干上がって涸れ川となり、「ウズボイ」となって、


次の雪解けを待つしかないのが多い。


だが、山から流れ落ちる水が地下に潜って流れると、涸れることもなく、


砂漠の下を流れ続けて、時には小さなオアシスを作ることもある。


中央アジアの砂漠に住み着いた人達は、この地下水を利用することに思い至った。


その地下水路のことを「カレーズ」と云う。


水のほとりのオアシスに肩を寄せ合っていた集落の人達は、


カレーズを引くことで水に不自由しなくなり、作物も豊かに実り、


小さな集落はやがて村となった。


★ウズボイ…カラクム砂漠には、昔アムダリアの水の一部を流した川の痕跡が


いくつか残っている。


こうした涸れ谷を中央アジアの砂漠地帯では一般に「ウズボイ」と呼んでいる。


チュルク語のウズ沿うボイからなる言葉であるという。

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