第2話…ジョチ・ウルス攻略…エピソードⅤ

★冒頭のうた


身体は求めない。


心も求めない。


貴女を変えたりしない。


人格も侵さない。


ただ、悦楽のかけらが欲しい。


貴女を損なわずに。


カルドーソ…ブラジルの詩人、エンジニア


情熱と冒険によって人生は輝く


★ベルケサライ…留守部隊テムジンたち


1368年6月上旬…ベルケサライ宮殿


ムカリは北伐を終えて帰って来ていた。ヴォルガ川流域は全て占領していた。


ボルガル、カザン、大ベルミ、小ベルミ、ウラジミール、モスクワ、トヴェリ、


ノヴゴロド、キエフ、ヤンギ・シェルク、アゾフ、カッファ、チンギ・チュラ、


カシュリク、ラドガが占領下にあった。


ロストフ・ナ・ドヌー砦の建設も終わっていた。


オメル、レジェブ、ヒュセイン、ハサン、イブラヒム、アリ、アーロン、バリー、


ブライアン、セドリック、チャーリー、


コーディ、ダン、デニス、ダグラス、エディの18歳コンビ


をそれぞれの都市の軍政長官に任命した。


占領下の大公達や貴族達及びキリスト教会の幹部達には命か金と領地か


いずれかを選ばせた。


名誉ある死を選んだ者も少数居たが、殆どは領地と全財産を差し出した。


差し出した者達の妻妾達は全員側女とした。


死を選んだ者の妻妾達は解放し、財産と領地は返還した。


軍政資金としてそれぞれ金塊10トンを支給した。


ムカリには慰労金として金塊10トンを支給した。


ベルケサライの市場で中国からの交易品を売却して金塊20万トンを得た。


宮殿の地下井戸に金塊を保管した。


マー・ワラー・アンナフル同様に都市計画を実施した。


カザンに宮殿を建設し、夏営地とした。


この辺りは農耕に適した土地もある。チェルノーゼム…黒土…と呼ばれる土地だ。


小麦の生産と牧畜に向いている。黒海の北側から東北に広がるステップの南側だ。


農耕・牧畜を推奨し、ベルケサライやカザンでは国営の大きな


ショッピングモールを建設した。近郊の農家が自由に出店できる。


売上の3%を収めるだけで良い。


大都では色々あったが、ベルケサライに帰還して一段落してから


呉月娘たち馬氏たち権皇后たちと結婚式を執り行った。


結婚式も無事に終わり、アドリアンと呉月娘たち馬氏たち権皇后たちは


夫婦になった。祝宴が直ちに盛大に開かれた。


アドリアンは呉月娘たち馬氏たち権皇后たちにダイヤの指輪【1億円相当】


及びルビーのネックレス【1億円相当】と金のインゴット1万枚を贈った。


★一盗二婢三妾四妻…閨房の楽しみ…権皇后編①


アドリアンは権皇后を連れて寝室に入り、


権皇后の唇を奪い分厚く芳しい舌を舐めしゃぶり、


デカ尻を丁寧に揉みしだき、繰り返し全身を愛撫した。


権皇后はアドリアンのペニスを握ると飛び上がって驚いた。


硬く勃起した太くて長い凶悪な一物が権皇后の華奢な手の中で


飛び跳ねていたからである。権皇后は怖々ながらデカイペニスを咥えて頬張った。


大きく口を開いたが3分の1しか喉に加えることは出来なかった。


両手で扱いて少しずつペニスを舐めしゃぶっている内に権皇后は淫欲が高まり、


激しく興奮してきた。何方からともなく全裸になり、


アドリアンはソファーに座って、小柄な権皇后を膝の上に乗せた。


アドリアンの懐の中にすっぽり納まった権皇后はペニスをゆっくり膣の中に導いた。


権皇后の陰部は既にびしょ濡れになり受け入れ準備は万端だったが、


余りにも立派なペニスを一度に膣の中に容れることは不可能だった。


2人で息を合わせて腰を動かすとやっと先だけが膣の中に収まり、


そこから先は楽に出し入れ出来た。


権皇后の受けた衝撃は大きかったが快楽が勝った。


権皇后は生まれて始めて本格的に逝く事を覚えた。


権皇后は初めての大絶頂を味合わせてくれたアドリアンに感謝して甘えかかった。


アドリアンは権皇后を優しく抱きしめ、権皇后の全身を愛撫しながら、


4浅1深のペースでピストンを繰り返した。


権皇后は突かれる度に絶頂を味わい、大声を出し続けた。


膣の中奥深くにペニスを打ち付けられ、絶え間なく逝かされ続けて


到頭権皇后は失神した。アドリアンもどくどくと権皇后の子宮の中に射精した。


権皇后はこの射精で一辺にアドリアンの子供を身籠った。


アドリアンの強い逞しいペニスはそのまま硬い状態を1時間も保ち続け


権皇后は大絶頂と気絶を何度も繰り返し味わった。


祝宴がまだまだ続いているので、2人は中断して身繕いした。


権皇后は子を孕んだ。権皇后は一緒に付いてきた一族の者に羨まれ面目を施した。


権皇后は皆に祝福され、またからかわれもしたが、


アドリアンと一緒になれた事を嬉しく誇らしく思った。


カザン料理を初めて食べたが、思っていたより遥かに美味しかった。


遊牧民の食べる料理は素朴で美味しいが、定住民の料理は洗練されていた。


サマルカンドの贅を尽くした宮殿料理ともまた違った料理だ。


サマルカンドから妻達がやって来ると聞いた。


暫く此処に滞在するのも良いだろう。アドリアンはペチョラ炭田、


ドネツ炭田、クリボイログ鉄鉱山、


チュメニ油田・天然ガス田、マグニトゴルスク鉄鉱山、


カラガンダ炭田、ヴォルガ・ウラル油田、


カスピ海油田・天然ガス田等の発掘・開発を進めたいと考えた。


幹部と妻妾達を集めた。半年間内政に専念する。


内政戦略…宮殿建設と上下水道の完備、都市間道路の整備が最優先だ。


次に急ぐのが運河の建設だ。


建設したいのは、ヴォルガ=バルト海運河、白海=バルト海運河、


ヴォルガ=ドン運河だ。全部完成すると、地中海、黒海、カスピ海、


白海、バルト海、アラル海が全て繋がるのだ。


モスクワもモスクワ運河でヴォルガ川に繋がっているので、


ヨーロッパロシア地域の大動脈になり、物資の輸送が大変順調に行われるよう


になってくる。


都市計画も大事だ。ヴォルガ=バルト海運河のバルト海側に港を建設しよう。


サンクトペテロブルグと名付ける。


ソユン・ベグ「資源の開発も大事ではないでしょうか。


モスクワの近くに炭田があると聞きます。


ドネツクにも炭田があり、キエフの近くにクリボイログ鉄山があると聞きます。


更に原油や天然ガス等の資源開発に力を入れましょう。」


アドリアンは賛成し、ソユン・ベグを資源開発大臣に任命した。


開発費用として金のインゴット10万枚を与えた。


土木建築・運河建設費としてちはるとはつみに金のインゴット10万枚を与えた。


シェケル「南京、サマルカンド、キエフ、スグナク、モスクワ、カザン、


ベルケサライを交易自由都市に指定して発展させましょう。


全世界から人が集まるようにするのです。


交易税として売上の3%を納税させます。そのお金で市場を整備するのです。」


アドリアンは賛成し、シェケル・ハトゥンを外務大臣に任命した。


金のインゴット10万枚を与えた。会議は終了した。権皇后は思わず質問した。


軍事面はどうされますか?イラン方面攻略は何時されるのですか?


アドリアンは答えた。イランは来年の夏から攻撃する。


ジョチ・ウルスの資源開発が一番大事なのだ。


上手く行けば全世界が自然に手に入る。権皇后は納得した。


権皇后は軍事司令官達が発言しないのを訝しく思い、ムカリに聞いてみた。


何故皆さん達は黙っているのですか?ムカリは答えた。


軍事については、アドリアン様の発案で行います。私達は実行するのみです。


権皇后は「全てが大元と違う。大元では順帝は何も言わない。


言うべき事が無いからだ。


全ては軍閥が発案し、順帝トゴン・テムルが形式的に承認し、軍閥が実行する。


「此処ではアドリアン様が発案し、先頭に立って実行するのだな。」と思った。


「それが帝王のあるべき理想の姿だな。」と思った。


アユリシリダラにそれが出来るだろうか?それは無理だ。


そういう教育も受けていないし、素質も無い。だから処刑されたのだ。


遊興と見目麗しき女探ししか出来ないし、またやろうとも考えない。


余りの出来の差に目眩がしてきた。連れて来た大元一族の女達が言っていた。


アドリアン様は古のチンギス・カン様の再来だと。私もそう思う。


テゴン・テムルがそうだったら良かったのに。


せめてアユリシリダラがアドリアン様のようなら良かった。


でもそれは望むべくもない。


生まれてくる子が息子なら可能性はある。可能性に賭けよう。


大元の未来も生まれてくる子に掛かっている。


★大元創始者クビライの施策の成功と限界③


そうした例は、ふんだんにあるが、もっともいちじるしい例として、モンゴル


権力とチベットおよびチベット仏教のかかわりがあげられる。


ことに、クビライとパクパに発するむすびつきのあり方が、


モンゴル時代だけにとどまらず、その後のモンゴルとチベット、


チベットと内陸アジアの東方、更にはチベットと中華世界とのかかわりの


原像をなしている点、時代をつらぬく歴史現象として注目にあたいする。


そして、それはなお、近現代から現在までにいたる「チベット問題」


にも少なからぬ影を投げかけている。


ようするに、モンゴルはよくもわるくも在地支配には関心が


うすかったうえ、実務にはほとんどかかわらなかった。


それらは、多人種のスタッフに任された。


モンゴル政権は、政治・経済上の要地・要所だけを握り、


社会・宗教・文化については前述のように自分たちが仕立てた


トップだけをおさえた。いわば、点と点の支配であった。


★一盗二婢三妾四妻…閨房の楽しみ…般若26歳編①


般若はんにゃは31代高麗王恭愍王きょうびんおうの側室の1人である。


辛旽しんどんの寺の奴婢出身。后は沢山いるがまず彼女を呼んだ。


緊張して顔がこわばっている。アドリアンは催淫エキス入りの薬酒を呑ませ緊張を


ほぐした。それから滋養強壮エキス入りの蜂蜜酒を勧めた。


飲みやすいので般若の緊張は段々ほぐれてきた。


そこで先だってからの方言で逝く側女の話を面白おかしく


してやったら大笑いしてよろこんだ。


無邪気に喜ぶ般若にアドリアンは好意を持った。


般若はアドリアンにお妃は何人居るのかと聞いて来た。正室は居ないが側室が


何人か居る。あとはみな側女だ。お前も子供を生めば側室にしてやる。


女の子でもかまわない。世継ぎは何十人と居るのだ。俺は精力抜群だから女は


いくらでも欲しい。般若は流石に美形だが李瓶児たちのような洗練された仕草


などは望めない。アドリアンは彼女の恵まれない環境に同情していた。もちろん


奴隷はアドリアンもたくさん持っているし、女奴隷を側女にもしてきた。だが


側室で迎えたことはない。シャイマーも側女のままだ。奴婢と奴隷の差がもう


ひとつよくわからなかったが、自由を奪われていることに関しては同じだろう。


アドリアンは占領地における奴隷売買を禁じる布令を出した。闇商人は出てきても


公に売買は出来ない。高麗においても奴婢制度を撤廃した。金銭による人身売買を


禁止したのだ。アドリアンは馬氏の逝くときのモノマネをしながら般若を笑わせて


自然な流れで般若の身も心も完全に奪った。


般若に天狗の鼻を見せてやろうと言って


見せたときの驚愕の顔が素晴らしかった。


小柄な般若は天狗の鼻にまたが


大はしゃぎしながら膣の中に収めようとしたが、それは無理だった。


アドリアンはふと思い立って般若に素股を実行させ般若の下腹部


女陰ほと陰核おさね及び肛門の穴アヌスを天狗の鼻で


じっくりこすらせてみた。ものの3分もしないうち


般若のもだえること、泣きわめくことたいへんなありさまだった。


般若の股ぐらはびっしょりぬれてそのうち天狗の鼻が般若の中に


すっぽりと入り込み大暴れし始めた。


「旦那様。逝きます。逝く逝く!。わだじ、もうだべでず。


逝ぎまず。逝ぐ!逝ぐう!」淫語をわめきちらし、


馬氏よりひどく逝きはじめた。


天狗の鼻は般若のお気に入りとなり


翌朝まで股ぐらに入れて決して離さなかった。


★アドリアン18歳、女たちの出産予定


権皇后、般若…1369年4月

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